「ホームページ運営の目的・目標は何ですか?」

多くの人が目的・目標を決めないままホームページを始めます。
だからこそ「何を書けばいいか分からない」「結果が出ない」と悩み、挫折することに…。

ホームページで効果を出すにはゴール設定が大切です。
今回はホームページの目的・目標を3種類紹介するので、あなたが目指すものをひとつ選んでください。

そのホームページは何のためにある?

「ホームページの目的なんか決めなくてもいいじゃないか」と思うかもしれません。
確かに目的を設定せずにスタートできますが、そのままでは遠回りしてしまうことも…。

Googleは「サイトを始める前に考えよう」と提案しています。

「なんのためにホームページを運営するか」を決めることが、ビジネス強化につながるのです。
ここではホームページの主な目的、おすすめのコンテンツ・指標を紹介します。

目的1.ブランディング

認知度を上げたい場合は「ブランディング」が向いています。
売上を増やすというより、「競合他社とはどう違うか」を知ってもらうことがメインです。

商品・サービスの特徴や良さを伝えるコンテンツを作り、見込み客を増やします。

おすすめの内容:他社との差別化

ブランディングでは、”あなたの会社らしさ”を全面に出します。

ブランディングにおすすめの内容
  • 社長の思い
  • アンケート
  • 選ばれる理由
  • なぜこの会社を立ち上げたのか?
  • 商品開発エピソード
  • 世の中をどう変えていきたいか?

「他社には書けない」=「ここでしか読めない」コンテンツを提供しましょう。

おすすめ指標:HPに留まる時間

ブランディング効果測定は以下の指標が役に立ちます。

ブランディングにおすすめの指標
  • 平均セッション時間:HP訪問から離脱までの平均時間
  • 平均ページ滞在時間:そのページに滞在した平均時間
  • 直帰率:1ページしか見ずにサイトを閉じた割合

「最後まで読みたくなる」「他のページも読みたくなる」ようなコンテンツを作れば、自然と伸びていきます。

目的2.リスト獲得

3万円以上の商品・サービスを扱っている場合は「リスト獲得」が向いています。
「少し高いかも」「どうしようかな」と悩んでいる見込み客に教育をし、購入の後押しをします。

おすすめの内容:無料のお役立ち資料

無料コンテンツをダウンロードしてもらうかわりに、リスト(メールアドレス)を獲得します。

リスト獲得におすすめの内容
  • 資料ダウンロード
  • ホワイトペーパー
  • 調査データ
  • 用語集

「どうしても欲しい」「メールアドレスを入力してもいい」と思わせるような内容を考えてみましょう。

おすすめ指標:イベント数

リスト獲得では「イベントトラッキング」を重視します。

通常Googleアナリティクスでは、PDFダウンロードなどのURLページが変わらない行動は計測できません。
しかし「イベントトラッキング」を設定すれば計測可能です。

見込み客が欲しくなるような情報を提示して、イベント数(リスト獲得件数)を増やしましょう。

目的3.売上増加

個人事業主が運営するホームページには「売上増加」が向いています。
ホームページを”24時間稼働する営業マン”として育てれば、あなたは業務に集中できます。

おすすめの内容:事例

ただアクセス数を増やしても「購入」や「お問い合わせ」にはつながりません。
見込み客が不安を抱かないよう、お客様の声を紹介しましょう。

ホームページ上にこのような情報を載せれば説得力が増し、”あなたの会社”を選ぶ強い理由になります。

売上増加におすすめの内容
  • 実績
  • 口コミ
  • 事例
  • 顧客インタビュー
  • 実体験

実績や事例はとても重要。

ニールセンの調査によると、購入を検討している人の…
53%は「販売サイトや評価サイト上のほかの購入者やユーザの感想/映像/動画」を調べます。
25%は「ほしいと思った商品の類似商品」を調べています。

「(他社ではなく)ここで買ったほうがいいんだ!」と感じさせるために、お客様の声を載せましょう。

おすすめ指標:コンバージョン率

売上増加では「コンバージョン(成約)」を重視します。

コンバージョン(成約)
  • 商品・サービスの購入
  • お問い合わせ
  • 予約・申し込み
  • 会員登録
  • メールマガジン購読
  • 資料請求

思わずクリックしたくなるようなCTAボタンを考えてみましょう。

目的を決められない人へ

「どの目的を設定すればよいか分からない」という人は、こちらの質問に答えてみてください。

質問に答えてみよう
  • 既存顧客・見込み客の悩みはなんですか?
  • どんなときにホームページを見て欲しいですか?
  • 見込み客はどのような情報を探していますか?
  • 見込み客は何を思ってホームページを見ていますか?焦り?不安?
  • ライバル(同業他社)の人気コンテンツは?

どれも答えにくい質問ですが、ホームページ運営の重要なポイントです。
今は仮の回答でも構いません。

「どういう方向性にするか」だけでも決まればOKです。

成果を上げるために、ホームページの目的を考えていきましょう。

まとめ

ホームページの目的・目標を決めずに始めても、挫折してしまいます。
今回はホームページの目的・目標を3種類紹介しました。

HPの目的・目標が決まれば、やるべきことが見える
  • 目的1.ブランディング
  • 目的2.リスト獲得
  • 目的3.売上増加

目的・目標を設定すれば、「何を書けばいいか」「何の数字を改善すればいいか」、次の一手が見えてきます。
ホームページの効果を高めるために、まずは目的・目標を決めましょう。