SEO対策の核心とも言える、キーワード選定。適切なキーワードを選べばアクセスが増え、サイトから売上が発生し続けます。
しかし、「記事を書いても、問い合わせが増えない」「時間・手間がかかるだけじゃないか」と悩む経営者も多いのが現状ですよね。
そこで今回は、キーワード選定の流れと優先順位の付け方を分かりやすく解説していきます。この記事を参考にして、ホームページでの集客・売上を改善しましょう。
リンキープス ライター兼コンサル
これまで書いた記事は2,500以上、上位10位以内 獲得多数。
「ウェブ解析士」の資格を持っているため、執筆から検証まですばやくPDCAを回せます。
集客・売上UPのため、文章にとことんこだわります!
記事で悩んでいる方はぜひご相談ください。
キーワード選定の手順
まずはキーワード選定の手順を確認しましょう。
誰に向けて書くのかを明確にする。ターゲットとしている人物像を鮮明に描き、悩みを把握する。
検索しそうなキーワードをリストアップする。「ラッコツール」の「サジェストキーワード取得」がおすすめ。
検索意図が近いもの同士でまとめる。マインドマップツールを使うと分かりやすい。
検索ボリューム(1か月間に検索された回数)を調べる。「Googleトレンド」や「aramakijake(アラマキジャケ)」などを利用。
上位10位に表示されているサイトは大手企業か?個人ブログか?勝算がありそうかをチェック。
ペルソナの悩み・検索ボリューム・競合の状況などをもとに、優先順位を付ける。
ステップごとに詳しく説明しますね。
ペルソナを設定する
キーワード選定の出発点となるのが、ペルソナの設定です。「このサイトは、どんな人に役立つのか?」を明確にしましょう。
例えばBtoBサイトなら、ターゲットとなる担当者の属性(特徴)を細かく洗い出し、悩みを解決するキーワードを見つけ出します。
- 年齢
- 性別
- 職種、役職
- 意思決定権の有無
ペルソナ設定の作り方について、詳しくはこちらの記事で解説しています。まだペルソナを決めていない方はぜひチャレンジしてみてください。
サジェストキーワードを抽出する
ターゲットの悩みにもとづき、実際に検索されそうなキーワードを想像しましょう。検索エンジンのサジェスト機能やキーワード抽出ツールを活用して、潜在的なキーワードをリストアップします。
おすすめは「ラッコツール」の「サジェストキーワード取得」機能(無料)です。詳しい使い方は以下の記事を参考にしてください。
この段階ではキーワードを絞り込む必要はありません。ExcelやGoogleスプレッドシートに集めておくといいですね。
キーワードをグルーピングする
抽出したキーワードを検索意図が近いもの同士でまとめます(グルーピング)。検索意図とは「読者が何を求めているのか」という意味で、4つの種類に分けられます。
- Knowクエリ
- Doクエリ
- Buyクエリ
- Goクエリ
例えば、オフィス家具を販売している会社が、経営者向けに記事を書くとします。
「オフィスチェア 快適」「オフィスチェア 腰痛対策」といったキーワードは、共通して「オフィスでの作業環境を改善したい」という検索意図を持っています。1つのページでニーズに応える内容を提供すると、読者の満足度が高まります。
キーワードマッピングツールには「keysearch Beta」や「OMUSUBI(おむすび)」があります。ただ、制限が設けられているので、もっと自由に細かく作りたいならマインドマップツールのほうが向いています。
- XMind
- MindMup
- Mindmeister
検索ボリュームを確認する
キーワードの検索ボリューム(1か月間に検索された回数)を確認しましょう。「Googleトレンド」や「aramakijake(アラマキジャケ)」などのツールを利用して、キーワードが実際にどの程度検索されているかを把握します。
検索ボリュームが少しでも多いキーワードを選びたいところですが、競合も増え、上位表示が難しいケースがほとんど。一方、検索ボリュームが少ないキーワードでは、たとえ上位に表示されても大幅なアクセス増加は見込めません。
競合サイトを確認する
キーワード選定では競合サイトの確認も欠かせません。自社サイトで上位表示を狙いたいキーワードで実際に検索し、上位に表示されるサイトを見てみましょう。
大手企業が上位10記事を占めているならハードルが高いでしょうし、個人ブログなら比較的勝算はあると考えてよいです。
SEO難易度や競合性が分かるツール、例えば「キーワードプランナー」や「Ubersuggest」で調べるのもおすすめです。
検索キーワードを選定する
最終的にどのキーワードで執筆するかを決めます。ペルソナの悩み・検索ボリューム・競合の状況など多角的に分析した結果をもとに、優先順位を付けましょう。詳しくは後述します。
短期間で成果を出しにくいキーワードもあれば、上位表示が見込めるキーワードもあるでしょう。SEO対策を成功させるために、しっかり考えてみてください。
キーワードの優先順位を決めるポイント
キーワードを抽出してみると、思った以上に多くのキーワードが並ぶかと思います。「この中からどう選べばいいのか」と悩むかもしれません。ここからはキーワードの優先順位を決めるポイントを詳しく説明します。
- 最初は複合キーワード重視
- ブランディングにつなげよう
- 成果に近いキーワードも意識
最初は複合キーワード重視
立ち上げたばかりのサイトでは、いきなり検索ボリュームが多いキーワードを狙っても上位表示はなかなか実現しません。まずは検索ボリュームが少なめのキーワードを選びましょう。
特に、2語以上で構成されるキーワード(複合キーワード)に注目してください。複合キーワードは検索ボリュームは少なめでも、特定の悩みを持つユーザーを狙い撃ちできます。競合が少なく、1位を取りやすいメリットもありますよ。
例えば「クラウドストレージ」ではなく「クラウドストレージ BtoB 比較」を選定します。読者像を深く掘り下げ、具体的な悩みにマッチする複合キーワードから攻めていきましょう。
ブランディングにつなげよう
キーワード選定の目的は、ただ検索流入を増やすためだけではありません。自社のブランド価値を高める機会としても活用できます。自社の強みや特色を反映させるキーワードを選ぶようにしましょう。
例えば「環境に優しいオフィス用品」や「少人数向けのクラウドストレージ」など、自社が提供する価値や強みに関連するキーワードはありませんか?他にも、専門家監修のもと作られたコンテンツや事例インタビュー、調査データを用いた記事などは独自性を前面に出せます。
ブランドの認知度向上につながり、「この会社に頼みたい!」と思ってもらいやすくなります。長期的に売上増加も期待できるでしょう。
成果に近いキーワードも意識
ホームページ運営において、最終的な目標は収益の向上ですよね。キーワードを選ぶ際には、サイトの目的、例えば問い合わせや資料請求などに直結するようなキーワードも意識しましょう。
例えばクラウドベースの会計ソフトを提供している場合、以下のようなキーワードが考えられます。
- 会計ソフト 比較
- 会計ソフト 口コミ
- クラウド 会計ソフト 費用
- 中小企業向け 会計ソフト
- 建設業 会計ソフト
こうしたキーワードは、検索ユーザーが具体的な行動を起こしやすい状況を作り出し、結果として高いコンバージョン率を期待できます。
まとめ
SEOにおけるキーワード選定は綿密な計画と戦略が必要です。キーワード選定が適切ならサイト訪問者が増え、最終的にはビジネス成果につながります。
今回紹介したポイントを実践し、自社サイトのSEO対策を一歩進めてみませんか?
「やっぱりよく分からない」「自社スタッフだけでは手が回らない」という方は、ぜひリンキープスにご相談ください。リンキープスはキーワード選定から執筆・解析までワンストップ。高速PDCAで集客を加速します。