商品購入やお問い合わせなど誘導するCTAボタン。
せっかくCTAが表示されても、クリックされなければ成果につながりません…。
「ホームページから売れた!」を増やしたいなら、CTAの改善が必要です。
今回は反応アップへ導くCTAボタンの改善ポイントを紹介します。
ボタンを押すとどうなるかを説明する
「ボタンを押すと何が起こるのか」をきちんと説明していますか?
「送信」「クリック」「登録」といった文言をよく見かけますよね。
これではボタンを押した結果、どのようなページに飛ばされるのか分かりません。
「変なサイトに飛ばされるかもしれない…」と不安に感じる人もいるでしょう。
そこで読み手目線の言葉を使って、次の行動をイメージしやすくします。
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CTAボタンの文言で「クリックしたあと、どうなるか?」が分かるようにカンタンに説明しましょう。
ベネフィットを押し出す
CTAボタンでは「クリックするとどんな利益(ベネフィット)を得られるのか?」を伝えることも大切です。
見た人が、「おっ、いいね!」と思うような文言がベターです。
例えば、ただ「ダウンロード」よりも「無料で最新情報を手に入れよう」のほうが魅力的でしょう。
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特に「無料」は読み手の購買意欲を高めるキーワードなので、ぜひ使いたいです。
簡単さを伝える
CTAボタンをクリックしてもらうためにカンタンさもアピールしましょう。
例えば「予約はこちら」と書かれている場合、読者は「個人情報を登録しなきゃいけない?」と考えるかもしれません。
その作業が手間だと感じたら、もうクリックしないでしょう。
逆に「すぐできそう」と思えば、クリックに対するハードルは下がります。
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カンタンさを伝えられないか?考えてみてください。
緊急性や希少性を感じさせる
私たちは、欲しい物があってもすぐに購入する訳ではありません。
複数の商品を比較してみたり、「まだ買わなくて良いかな」と先延ばしにしたりしますよね。
顧客の背中を後押しするのが、緊急性や希少性を感じさせるテクニックです。
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「いますぐ行動しないといけいない理由」を伝えましょう。
社会的証明の原理で背中を押す
「社会的証明の原理」とは、「他の人を基準にして、物事を判断する」という心理です。
例えば、行列のできているラーメン屋と空いているラーメン屋、人気のあるほうが「美味しいんだろう」と思いますよね?
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読み手に「そんなに人気なんだ」と伝われば、CTAボタンのクリック率が上昇するでしょう。
権威への服従原理で「正しい」と思わせる
「権威への服従原理(ミルグラム効果)」とは、「権威のあるものを信頼してしまう」心理を指します。
例えば、その道の専門家の言葉を聞いたとき「専門家の言うことだから正しいだろう」と思ってしまったことはありませんか?
コロナ禍の昨今、ワイドショーに出てくる専門家の言葉を信じた方は多いのはないでしょうか。
これは、まさに権威によって「信憑性が高い」と思う心理なのです。
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CTAボタンの近くに「権威への服従原理」を組み込めば、心理的ハードルを下げられます。
顧客に合わせてCTAの内容を変える
CTAはこのような行動を促すために設置されます。
- 購入
- 予約
- 申し込み
- メルマガ登録
- 資料請求
ただし、顧客によって心情は異なります。
商品やサービスを今すぐ買いたい人(今すぐ客)と、単に資料請求をしたい人(そのうち客)を考えてみましょう。
今すぐ客はCTAボタンをきちんと設置していれば、行動を起こしてくれるはずです。
一方でそのうち客は興味はあるものの、現時点では購入したい気持ちになっていません。
購入を促すCTAを設置しても、成果は芳しくないものとなるでしょう。
そこで、顧客の意識レベルに応じてCTAを変えることが重要なのです。
このときに重要な視点が、商品やサービスの購入を検討してもらえる顧客(見込み客)への理解です。
見込み客は必要性(ニーズ)と欲求(ウォンツ)という2つの軸から、4つの意識レベルに分けられます。
- まだまだ客
- そのうち客
- お悩み客
- 今すぐ客
意識レベルにそれぞれに適したCTAの内容があるのです。
順に見ていきましょう。
まだまだ客へのCTA内容
まだまだ客は、商品やサービスへの関心はあるものの、必要性(ニーズ)も欲求(ウォンツ)も低い状態です。
購入を促すCTAを設置しても、ほぼクリックしてもらえません。
いきなり購入を勧めるのではなく、まずは信頼関係を築くことを目標にしましょう。
おすすめの記事を紹介するようなCTAを設置してあげると、比較的クリックされやすくなります。
そのうち客へのCTA内容
そのうち客は、欲求(ウォンツ)は高いものの必要性(ニーズ)が低いタイプです。
「気になるけど、今すぐ買わなくてもいいか」と考えています。
しかし必要性は感じているので、メルマガ登録を促すCTAを置きましょう。
「悩みを放置するとどうなるか?」「悩みを解決するとどうなるか?」などのコンテンツを提供し、行動を起こす理由を知ってもらいましょう。
お悩み客へのCTA内容
お悩み客は、必要性(ニーズ)が高く、欲求(ウォンツ)が低いタイプです。
「商品は便利だろう」と思う反面、費用など何かが引っかかっており、購入はしません。
裏を返せば、「欲しい(どうしても必要)」と思わせるCTAが有効です。
例えば比較資料(小冊子)を提供するCTAを置くとよいでしょう。
それを読んで「欲しい」と思ってもらう、欲求(ウォンツ)を高めることを狙うのです。
今すぐ客へのCTA内容
今すぐ客は、必要性(ニーズ)も欲求(ウォンツ)も高い顧客です。
「今すぐ欲しい」と感じているため、商品・サービスの購入にもっとも近い存在です。
無料体験や無料期間を提案するようなCTAを置いてあげると、クリック率アップが期待できるでしょう。
まとめ
今回は反応アップへ導くCTAボタンの改善ポイントを紹介しました。
- ボタンを押すとどうなるかを説明する
- ベネフィットを押し出す
- 簡単さを伝える
- 緊急性や希少性を感じさせる
- 社会的証明の原理で背中を押す
- 権威への服従原理で「正しい」と思わせる
- 顧客に合わせてCTAの内容を変える
ほんの少し書き方を変えるだけで、読み手の印象も大きく変わります。
今回の記事を参考に、CTAボタンまわりの文言を見直してみてください。