「何文字書けば上位に表示される?」とよく質問されます。
現役ライターである私の答えは「キーワードによるし、文字数がすべてではない」です…。

「じゃあ結局、何文字書けばいいんだ!?」と困ってしまいますよね。
そこで今回は1記事で何文字書けばいいのか目安を知る方法を紹介します。

文字数の目安を知る方法

ラッコキーワード」という無料ツールを使えば、上位20記事の文字数を確認できます。
会員登録はしなくても使えるので、まずは試してみてください。

  1. 「ラッコキーワード」にアクセスする
  2. 調べたいキーワードを入力する

    検索窓に調べたいキーワードを入力する

    例として「SEO 文字数」を調べてみますね。

  3. 「見出し抽出」を選択する

    「サジェストプラス」をクリック→「見出し抽出」を選択し、検索マークをクリックする

    ラッコキーワード
  4. 平均文字数が表示される

    10秒ほど待つと、上位20サイトの情報が表示される

    • 平均文字数
    • 平均見出し数
    • タイトル
    • URL
    • 見出し数
    • 文字数
    ラッコキーワード

    「SEO 文字数」というキーワードで一番短い記事は2033文字、20記事の平均は7991文字ですね。

文字数が多ければ上位表示される訳じゃない

ラッコキーワードを使うと、2,000文字〜3,000文字の記事でも20以内に入っていることが分かります。
文字数が少なくても上位に食い込むんですね。

実際に、Googleのジョン・ミュラー氏も「文字数はコンテンツの品質を示していない」といった内容をツイートしています。

私も&Mihaiさんと同じ意見です :)。文字数は品質を示すものではありません。何も語らないのに文字数が多いページもある。クエリに関連する重要な単語がほとんどないページもある。自分のコンテンツを一番よく知っているのはあなたであり、そのコンテンツに詳細が必要かどうかを判断することができます。

Googleのジョン・ミュラー氏の投稿 – DeepLによる翻訳

文字数が多い=上位表示ではなく、ユーザーの欲しい情報を載せている=上位表示なんです。
「文字数稼ぎすればいいんだ」とは考えないようにしましょう。

上位表示される記事とは?

文字数では順位は決まらない、とのことですが、具体的な評価基準は公開されていません。
ここでチェックしたいのがGoogle が掲げる 10 の事実です。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。

Google が掲げる 10 の事実

ユーザーを第一に考えること、いわゆる”ユーザーファースト”が重要だとはっきり書かれています。
Googleに評価されるサイトは、以下のようなサイトだと予想できます。

  • ユーザーが知りたい情報を載せている
  • 専門性、信頼性が高い
  • スマホでも読みやすい
  • 表示スピードが早い
  • 他のサイトでリンクを貼られている(紹介されている)
  • 広告でコンテンツを邪魔しない

”ユーザーファースト”を意識し、文字数にとらわれないようにしましょう。

結局、何文字書けばいい?

Googleの評価基準は”ユーザーファースト”のため、文字数はそこまで気にしなくてもOKです。
と言うより、本業をやりつつ、5,000文字も6,000文字も書くのは現実的ではないですよね。

ここでは、状況別におすすめの文字数を紹介します。

ホームページを始めたばかりなら1,000文字

記事更新に慣れるまでは1記事あたり1,000文字でも構いません。
1,000文字あれば、キーワードに対して基本的な答えは書けるはずです。

ホームページを始めたばかりの人が一番避けたいのは、「更新ストップ」です。
「長文を書こう!」と最初は張り切るものの、時間はかかるわ、アクセスは集まらないわ、イヤになってしまった…。
こんな経験を持っている人がたくさんいます。

実際、中小企業庁の調査によると、小規模事業者・中規模企業のホームページ更新頻度は「数ヶ月に1回」以下が多いようです。

更新頻度割合
毎日1.6
週に2,3回2.9
毎週3.9
毎月14.1
数ヶ月に1回28.5
年に1回13.9
数年に1回17.5
更新していない17.5
「ITの活用に関するアンケート調査 小規模事業者」

いきなり上位表示を狙うのではなく、まずは定期的な更新を目標にしましょう。

慣れてきたら2,000文字〜3,000文字

慣れてきたら、1記事あたり2,000文字〜3,000文字がおすすめです。
「この文字数を超えなきゃダメ!」という訳ではなく、ユーザーのニーズを満たすにはある程度説明しなければいけないためです。

「記事を読んだ人が満足できる内容か?」を自問自答してみてください。

上位表示を狙いたいキーワードでは4,000文字〜

文字数が多い=上位表示 ではありません。
しかし、実際に上位サイトの文字数を確認すると、4,000文字以上がゴロゴロ。

例えば「SEO 文字数」でチェックした結果を見てみましょう。

順位文字数
122,810
27,588
36,090
43,147
58,435
69,995
75,897
88,207
99,368
106,794
ラッコキーワードにて調査、「SEO 文字数」上位10サイトの結果

この結果を見て「文字数が多いから上位表示されているんだ!」と思うかもしれません。
しかし私は、ユーザーが知りたいことがたくさん書かれている点(=網羅性)が評価されているのではと予想します。

ユーザーが知りたいであろう情報をまとめたら4,000文字を超えた…そういう記事は上位に食い込む可能性が高いです。

ただし、キーワードによって推奨文字数は変わります。
例えば「SEO 文字数」の1位は22,810文字でしたが、「SEO 狙い目」の1位は4,120文字でした。

ラッコキーワードで競合サイトの文字数をチェックしてから、「どのくらい書けば勝てそうか?」を考えてみてくださいね。

文章の型を覚えるとスピーディーに書けるようになりますよ↓

まとめ

今回は1記事で何文字書けばいいのか目安を知る方法を紹介しました。

1記事で何文字書けばいいのか目安を知る方法
  1. 「ラッコキーワード」にアクセスする
  2. 調べたいキーワードを入力する
  3. 平均文字数が表示される

上位20サイトの文字数を調べると「どのくらい書けばよいか」の答えに近づけます。

ただし、文字数はランキングに直結しない、という点を忘れずに。