ページ滞在時間は長いのに「お問い合わせが少ない」なら、フッターに原因があるかもしれません。
フッターできちんと誘導できればホームページから受注できる可能性が高まります。
今回はWebサイトのフッターに書くべきおすすめ項目を紹介します。
フッターに載せたい項目
フッターに載せたい項目は大きく分けて4つあります。
- カテゴリ
- お問い合わせ
- 基本情報
- SNS
ただし、すべて載せるとゴチャゴチャしてしまうため取捨選択が必要です。
ここでは項目別にどのような効果を期待できるか、具体的にどの情報を載せるべきかを説明します。
回遊率を高める「カテゴリ」
フッターにカテゴリを載せると回遊率の改善につながります。
- カテゴリ
- 人気記事ランキング
- 初めての方向け記事
- 注目記事
- 新着記事
サイトマップとしてホームページ全体の構造を表示させる場合もありますが、情報が多すぎるとユーザーが迷ってしまいます。
タグクラウドもキーワードが多ければわかりにくくなってしまうので、おすすめできません。
カテゴリを3つ程度に絞ったほうが他のページに誘導しやすくなります。
コンバージョン率を上げる「お問い合わせ」
フッターにお問い合わせを載せると、コンバージョン率(CVR)の改善につながります。
- お問い合わせ
- 資料請求
- 電話番号
- 予約
- メールマガジン登録
- メールアドレス
- LP(ランディングページ)
- 住所、地図(※実店舗がある場合)
テキストリンクではなく、バナーやボタンにすると目立ちます。
商品・サービスに興味をもったユーザーが、スムーズに次のアクションを起こせるようになります。
信頼性を高める「基本情報」
フッターに基本情報を載せるとサイトの信頼性を高められます。
- プライバシーポリシー
- コピーライト(著作権表記)
- ロゴ、ブランド名
- サービス概要
- 利用規約、免責事項
- 会社概要(住所・電話番号・メールアドレス)
- プロフィール
- 特定商取引法に基づく表記
初めてホームページを訪問した人は「ここは信頼できるか?」と怪しんでいます。
例えばメールフォームがあるのにプライバシーポリシーがなければ、「個人情報を第三者に渡すかも…。」と不安になりますよね。
特に高額商品は「本当に買って大丈夫か?」「お金だけ取られて、連絡がつかなくなるかも…」と思うでしょう。
プライバシーポリシーや会社概要をしっかり載せていれば、安心感を与えられるのです。
接触回数を増やす「SNS」
フッターにSNSや関連サイトを載せるのは、関係性を築きたい場合に有効です。
- note
- アメブロ
「メルマガに登録するほどではないけど気になる…」というユーザーはSNSをチェックする傾向があります。
ホームページの更新情報やお役立ち情報を知らせて、関係性を築いていけば、顧客になる可能性が高まります。
フッターにキーワードを入れるとSEO対策になる?
「フッターに上位表示したいキーワードを散りばめると効果的」と噂されていたこともありますが、現在は通用しません。
現在はフッターよりもコンテンツのほうが重視されている、と言われています。
実際にGoogleのゲイリー氏はこのように述べています。
DYK keywords have different weight depending on their position on the page & their surroundings? Footer text may weigh less than centerpiece pic.twitter.com/nq3ygULnUB
— Gary 鯨理/경리 Illyes (@methode) February 14, 2017
むしろフッターに不自然なほどキーワードを入れると、ペナルティの対象となります。
古い情報に惑わされて「検索結果に表示されない」なんてことにならないよう、気をつけましょう。
フッターのデザインはどうすればいい?
フッターのデザインはWebサイトによって大きく異なります。
どのような並びにすればよいか迷ったときは、他のサイトを参考にするのもよいでしょう。
ライバルサイトやよく見るサイトを中心にチェックするのがおすすめです。
一気に見比べたい場合は「フッターデザイン.com -Webデザインの“フッター”を集めたサイト- 」が便利です。
気になったデザインをクリックすると画像が大きく表示され、元サイトへもアクセスできます。
まとめ
今回は「フッターに何を書くべきか?」と悩む人のために、おすすめ項目を紹介しました。
・回遊率を高める「カテゴリ」
・コンバージョン率を上げる「お問い合わせ」
・信頼性を高める「基本情報」
・接触回数を増やす「SNS」
フッターは「こちらはいかがですか?」と誘導できる最後のチャンス。
ホームページの目的に合わせてフッターの内容を変えることで、より効果を出せるようになります。