「記事を書くのに時間がかかりすぎる!もっと早く終わらせたいけどどうすればいい?」と困っているあなたへ。
スピードにこだわると誤字脱字が増え、内容の質はイマイチになりがち。
なかなか結果につながらないんですよね。
そこで今回は現役ライターが短時間・高品質で記事を仕上げるコツを紹介します。
書くコツを部分ごとに解説
記事は大まかに3つの部分に分けられます。
- 導入部分
- 本文
- まとめ部分
それぞれの部分で、どのように書けばよいのかポイントを解説します。
導入部分:とにかく1行目で興味関心を引く
導入(リード)文で、「記事を最後まで読んでもらえるかどうか」が決まります。
おすすめの構成はこちら。
- 1行目:共感を呼ぶ
- 2〜3行目:具体例を挙げる
- 4行目:解決策や将来像を伝える
- 最終行:「誰のために何が書いてあるのか」を1文で表現する
導入のもっとも重要な部分は1行目。
とにかく共感を呼ぶ文章にしましょう。
例えば、このような語りかけはよく使います。
- 〜で困っていませんか?
- 〜という疑問はありませんか?
- 〜したいですよね?
- 〜という経験はありませんか?
読者が思わず「そうそう!」とうなずくような文にしましょう。
「自分のことだ」と感じさせれば、ページを閉じる確率(離脱率)を下げられます。
「こんにちは、〇〇です」はNG!
1行目が自己紹介になっている…、コレは絶対に避けてください!
- こんにちは、〇〇です。
- 〇〇会社の、〇〇です。
「こんにちは、〇〇(名前)です」が許されるのは有名人(=権威性が高い人)だけです。
読者は課題解決方法を早く知りたいので、関係ないことは極力書かないようにします。
ライターや運営者の存在をアピールしたいなら、記事の最後に「この記事を書いた人」を表示する方法がおすすめです。
本文:PREP法を使って、簡潔で説得力のある文章へ
本文は「PREP法(フレップ法)」で書きましょう。
1見出し300文字程度の場合、以下のように分けます。
- 1行目:結論(Point)
- 2〜3行目:理由(Reason)
- 4〜5行目:具体例(Example)
- 最終行:もう一度結論(Point)
「PREP法(フレップ法)」なら簡潔ながら説得力のある文章を書けるようになります。
文章の型を決めてしまえば、書く時間も短縮できます。
LPには「PASONA(パソナ)の法則」がおすすめ
「PREP法(フレップ法)」は記事のジャンル問わず使えますが、行動を促すには少し弱いです。
LPでは、商品やサービスの購入・申し込みをさせる文章を考えなければいけません。
そんな時におすすめなのが「PASONA(パソナ)の法則」です。
- 問題(Problem)
- 親近感(Affinity)
- 解決策(Solution)
- 提案(Offer)
- 絞り込み(Narrowdown)
- 行動(Action)
「PREP法(フレップ法)」よりも文字量が長くなりますが、その分読者の気持ちに寄り添い、成約率アップにつながります。
読み手の消費衝動を駆り立てたい時は「PASONA(パソナ)の法則」を使いましょう。
まとめ部分:記事の内容を振り返り、次の行動を示す
まとめで記事の内容を振り返り、課題の解決方法をもう一度伝えます。
300文字の場合、このように書きます。
- 1行目:この記事は誰のために何が書かれていたかを説明
- 2〜4行目:記事のポイント(できればH2見出しを箇条書きにする)
- 最終行:次の行動を具体的に示す
「まとめだけを読んでも記事の内容が分かり、次に何をすればいいのか明確」な文章にしましょう。
まとめ部分を書いたあとに「読者が次のアクションを取れるか?」を確認するのがポイントです。
記事公開までの準備を時短する
記事を公開するまでに必要なのは、”書く”だけじゃないんですよね。
記事タイトルやメタディスクリプションなど設定もしなければいけません。
ここでは地味に面倒な設定部分について、悩む時間を減らすコツを紹介します。
記事タイトルを早く決めるには
「記事を書くのも大変だけど、タイトル決めにも時間がかかる…」という人へ。
どうしても良い案が出てこないなら自動生成ツールを使うのもひとつの手です。
例えば「メガトリ」ではキーワードを入力するだけで、10案を表示してくれます!
下の記事では自動生成ツールを5種類紹介しているので、ブックマークしておくのがおすすめです。
メタディスクリプションを早く書くには
メタディスクリプション(概要)を書くのって、地味に面倒なんですよね…。
適当に書いてしまいがちなのですが、検索結果で表示される部分ですから気は抜けません。
「でもそこまで時間をかけられない!」と思うなら要約ツールを使うといいですよ。
おすすめは「イライザ ダイジェスト(ELYZA DIGEST)」です。
URLを入力するだけで3行程度にまとめてくれるので、メタディスクリプションにぴったりです。
早いだけの記事に価値はない
短時間で書き上げるために”文章の型”は使えますが、忘れてはいけないのが品質です。
予定より早く変えれば、その分時間に余裕ができます。
しかし、その記事は読者のニーズを満たしていますか?
誤字脱字のオンパレードや読者に何も語りかけない内容なら、アップしてもアクセスは集まりません。
もちろん売上にも影響しません。
早く書き上げたいのはあなたの願望であって、お客さんには関係ないんです。
「早いけど低品質」の記事にしないよう、くれぐれも気をつけてください。
まとめ
記事を短時間・高品質で仕上げるためのコツについて説明しました。
構成の各部分で「どう書くか=型」を決めてしまえば、サクサク書けます。
- 導入(リード):とにかく1行目で興味関心を引く
- 本文:PREP法を使って、簡潔で説得力のある文章
- まとめ:記事の内容を振り返り、次の行動を示す
記事にかける時間を少なくすれば、より多くの記事を公開でき、より多くの読者を呼び込めるでしょう。