「アクセスはあるのに、問い合わせにつながらない」…と悩んでいる方へ。

原因は、記事の途中でページが閉じられてしまうせいかもしれません。

そこで今回は読者が離脱する原因と対策方法を解説します。

せっかく集めたアクセスを無駄にしないために、ぜひ参考にしてみてください。

原因1.求めていた情報がない

読者は悩みや疑問を解決するために検索しています

実際、あなたがこのページに辿り着いたのは、「せっかく書いた記事が読まれない」という悩みがあるからではないでしょうか。

検索ワードを入力するとき、読者の中に「検索意図」というニーズがあります。

記事に「求めていた情報がない」と感じると、読者はがっかりして離脱してしまいます。

対策:検索意図を確認する

ページから離脱されないために、読者の検索意図を確認しましょう。

大切なのは、読者の検索意図を想像して、先回りして答えてあげることです。

  • 記事タイトルと内容は一致しているか?
  • 読者が求めている情報はあるか?
  • 文字数を稼ぐために不要な情報を書いていないか?

読者の悩みを解消する文章や、読者が気になる質問やその回答を記事に盛り込みましょう。

「自分が書きたいこと」ではなく、「読者の悩みや質問に対する答え」を書いてください。

たとえば「WordPressで記事を書く方法」を知りたいとします。

記事の最初に「WordPressとは何か」を長々と説明されると、読むのがイヤになりますよね。

読者の検索意図にマッチするよう、記事を書いていきましょう。

原因2.文章が分かりにくい

「何が言いたいの?」と分かりにくい記事は、すぐに離脱されてしまいます。

特に気をつけたいのは”構成”です。

つまり記事全体の流れがとても重要です。

「知りたい情報が見つからない」「最後まで読まないと意味がわからない」という文章は要注意。

忙しい現代人は、少しでもストレスを感じると別のサイトへ飛んでしまいます。

慣れるまで難しいとは思いますが、分かりやすい構成を心がけましょう。

対策:結論を最初に書く

読者が理解しやすいように、結論を最初に書きましょう。

「大事な部分は最後まで隠しておいたほうが、読んでもらえるのでは?」と思うかもしれません。

しかし、読者はできるだけ早く結論を知りたいのです。

結論が分かれば「なぜその結論になるのかな?」と興味を持ってくれます。

結論→理由(根拠)という順番で書くようにしましょう。

おすすめは「PREP法」です。

  • 結論(Point)
  • 理由(Reason)
  • 具体例(Example)
  • 結論(Point)

「PREP法」はとても分かりやすく、読者にも親切な構成です。

原因3.ページ表示が遅い

「クリックしてもページがなかなか表示されない…」こんなサイトはイライラしますよね。

読者はページが表示されるまで待たずに、サイトを離れてしまいます

Googleは、表示速度と直帰率の関係を以下のように述べています。

このニューラルネットの予測精度は90%で、ページのロード時間が1秒から10秒になると、モバイルサイトの訪問者が直帰する確率が123%増加することが分かりました。

The neural net, which had a 90% prediction accuracy, found that as page load time goes from one second to 10 seconds, the probability of a mobile site visitor bouncing increases 123%. 

New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed – Think With Google

Google検索セントラルでも「表示速度がランキングに影響する」と明確に書かれています。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

つまり、ページの表示時間が遅くなれば、直帰率は上がり、順位も下がる可能性があると言えます。

対策:画像・動画を圧縮する

ページの表示時間を確認するには「PageSpeed Insights」がおすすめです。

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PageSpeed Insights

URLを入力するだけでページの表示スピードが分かります。

記事で画像・動画を使うと分かりやすいですが、そのせいで重くなり、読んでもらえないなら本末転倒です。

ページ表示が遅いときは画像や動画を圧縮しましょう。

画像圧縮プラグイン「EWWW Image Optimizer」を使うのがおすすめです。

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重要ではないフリー画像も削除したほうがいいですよ。

原因4.信頼性が低い

「この記事を書いた人は誰なの?」「運営している企業は信頼できるの?」「本当のこと書いてる?」

そんな不安があると最後まで読むことはないでしょう。

人は損をしたくない生き物です。

この記事は信頼できますよ」と伝わってくる記事だと、安心して読み進められます。

対策:EATを高める

読者の信頼を得るためには「E-A-T」を高めることが必要です。

「E-A-T」は、Googleが検索順位を決定するためのひとつの基準です。

  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness) 
  • 信頼性(Trustworthiness)

Google 検索セントラルでは、このように書かれています。

品質評価者は、Google が E-A-T と呼ぶ基準をコンテンツが満たしているかを判断するために特別な訓練を受けています。この基準は「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」を意味します。

Google のコア アップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

「E-A-T」の意味を理解し、コンテンツに反映させましょう。

専門性

専門性を高めるには、専門的な情報を載せましょう。

新しい情報をまとめたり、ノウハウを惜しみ無く公開したりするのが有効です。

多くの人にアクセスしてもらおうと、テーマ・ジャンルを幅広くするのは逆効果。

”浅く広く”よりも”深く狭く”のほうが、読者・Googleに好かれます。

「分野に詳しい人が書いている」「このサイトは勉強になる」と思ってもらえるホームページを目指しましょう。

権威性

コンテンツの内容だけでなく、「誰が言っているか」も評価されます。

特に関係のない人が書く記事より、知識や技術・資格を持つ人が書いた記事のほうが優れたコンテンツと言えますよね。

第三者から評価される、つまり他サイトからの被リンクが多ければその分有利になります。

Googleが”権威性のあるサイト”と判断するため、上位表示につながります。

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ただし被リンクを購入するとペナルティ対象となるので、注意してください。

信頼性

内容の信頼性も重要なポイントです。

「書いた人は誰?」「コピーコンテンツじゃないの?」といった読者の不信感を拭う必要があります。

「この記事を書いた人」や「運営会社名」などで運営者情報を公開しましょう。

また、内容が正確かどうかもチェックされています。

特に数字を用いる場合は参照元データを明確にしましょう。

官公庁や一次情報があれば信頼性はグッと高くなります。

まとめ

今回は読者が離脱する原因と対策を解説しました。

離脱される原因と対策

・原因1.求めていた情報がない→検索意図を確認する
・原因2.文章が分かりにくい→結論を最初に書く
・原因3.ページ表示が遅い→画像・動画を圧縮する
・原因4.信頼性が低い→E-A-Tを高める

せっかく時間をかけて記事を書いても、すぐに離脱されては成果が上がりません。

今回の記事を参考にして、集めたアクセスをしっかりと売上につなげましょう。