「商品に自信はあるのに、なかなか売れない…。」
そんなときに活用して欲しいのがマーケティング心理です。
マーケティング心理に沿って文章を書けば、”放置しても売れる”状態を目指せます。
今回は文章で人を動かすために、知っておきたいマーケティング心理7選を紹介します。
禁止されるとやりたくなる「カリギュラ効果」
「カリギュラ効果」とは、禁止されると逆にやりたくなる心理現象のことです。
代表的な例は、鶴の恩返しの「覗かないでください」。
「覗いちゃダメ」と禁止されたからこそ覗いてしまう、人間の心理を表しています。
他にも、こういった文言を見たことはないでしょうか。
- 絶対に見ないでください
- 閲覧注意
- 本気で痩せたい人以外は使わないでください
禁止されると、逆に気になって動画を再生したり、文章を読んだりしてしまいます。
記事タイトルに「カリギュラ効果」を使えば、記事のアクセス数が増えるでしょう。
ターゲットの心をつかむ「カクテルパーティ効果」
ざわざわと騒がしいカフェの中でも、名前を呼ばれたら反応できますよね。
これは「カクテルパーティ効果」と呼ばれる心理です。
自分に関係すること・関心を持っていることは、情報が溢れている中でもしっかりキャッチできます。
情報発信するなら、「カクテルパーティ効果」はぜひ取り入れたいテクニック。
読んだ人に「俺(私)のことだ!」と思ってもらえるようなメッセージを考えてみましょう。
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「カクテルパーティ効果」を活用すれば、興味を持ってもらえる確率が上がるのです。
評判が後押しする「バンドワゴン効果」
「バンドワゴン効果」とは、他の人が選んだものを自分も欲しくなる心理を言います。
- 全米が泣いた
- 国内シェアNo.1
- 飛ぶように売れています!
- 利用者1万人突破
ネット通販の口コミや評価も「バンドワゴン効果」の一種と言えます。
「みんなが選んでいるんだから買ってみようかな」「みんな使っているから、これを選べば大丈夫でしょ」と思うのが、人間の心理です。
ホームページではお客様の声や導入事例を充実させると、購入を後押しできます。
自分だけのものが欲しくなる「スノッブ効果」
人間は流行に遅れたくない反面、他の人とカブりたくないという気持ちも持っています。
例えば、自分と友人が同じ服を着ていることに気付いて、恥ずかしかった…という経験、あなたにもきっとあるでしょう。
「自分だけのものが欲しい」「珍しいものが欲しい」、この心理を「スノッブ効果」と言います。
「スノッブ効果」の具体例を見てみましょう。
- 地域限定
- 数量限定
- 在庫限り
- 期間限定
- 先着◯名様
- 会員様だけの特別価格
限定することで「買わなきゃ損!」「早く注文しなきゃ!」と思わせるキャッチコピーになります。

同じ意味でも印象が違う「フレーミング効果」
「フレーミング効果」とは、つまり「物は言いよう」です。
同じことでも言い方によって相手の受け取り方が変わります。
- 月額1万円 ⇔ 1日あたり333円
- クレーム発生10% ⇔ お客様満足度90%超え
- 果汁以外が80% ⇔ 果汁20%
- 失敗率5% ⇔ 成功率95%
伝え方によって欠点が見えなくなり、売れなかった商品も売れやすくなるのです。
お返ししたくなる「返報性の原理」
「返報性の原理」とは相手からの好意や敵意に対して、“お返し”をしたくなる心理です。
例えば「好きです」と言われてから急に気になり始める…これは「返報性の原理」の一種です。
ビジネスに応用すると…
- 無料お試しをもらったから、買おうかなと思う
- スーパーで試食品を食べたから、購入したくなる
- 洋服を試着させてもらうと、買いたくなる
- セミナーで教えてもらったから、問い合わせしたくなる
実際に商品を使ってもらったり、食べてもらったりすることで“お返し”をしないと…という気持ちにさせているのです。
「返報性の原理」をうまく使えば、購買意欲を高めさせることができます。
心理的ハードルを下げる「マッチングリスク意識」
「もし商品が自分に合わなかったらどうしよう…」という不安を感じる心理が「マッチングリスク意識」です。
この意識は、値段の高い安い関係なく働くと言われています。
「マッチングリスク意識」への対策は、安心材料の提供です。
- お客様の声や口コミ・☆評価を掲載する
- 返品・返金対応を保証する
- 商品の良い点だけでなく、あえて悪い点も伝える
- 無料でのお試し期間を設ける
- 長期保証制度をつける
お客様の不安(マッチングリスク意識)を軽減すると、スムーズに購入へと進んでくれるでしょう。
まとめ
今回は文章で人を動かすために、知っておきたいマーケティング心理7選を紹介しました。
禁止されるとやりたくなる「カリギュラ効果」
ターゲットの心をつかむ「カクテルパーティ効果」
評判が後押しする「バンドワゴン効果」
自分だけのものが欲しくなる「スノッブ効果」
同じ意味でも印象が違う「フレーミング効果」
お返ししたくなる「返報性の原理」
心理的ハードルを下げる「マッチングリスク意識」
お客さんの心理を知ることで、お問い合わせや注文・資料請求につなげられます。
文章で購買意欲を高めて、ホームページからの受注を目指しましょう。