指名検索は見込み客を自社サイトへと導くための強力な手段として注目されています。

この記事では「指名検索とは何か?」という基本から、メリットや対策方法までを解説します。ビジネスをスピーディーに成長させるために、指名検索の重要性と活用方法をぜひ確認してみてください。

リンキープス   ライター兼コンサル

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    指名検索とは

    指名検索とは、ユーザーが特定のブランド名や商品名など、明確な対象を指定して検索することを指します。例えば「○○株式会社」「××ブランドのバッグ」といった固有名詞での検索と言えば分かりやすいでしょうか。

    指名検索の具体例としては、以下のようなものが挙げられます。

    カテゴリー
    ブランド名ナイキ、アップル
    商品名や品番iPhone 13、Air Jordan 1
    サービス名Netflix、Spotify
    サイト名Amazon、楽天
    社名や店舗名トヨタ、ユニクロ
    経営者や創業者の名前スティーブ・ジョブズ、孫正義
    マスコットキャラクターの名前くまモン、ドコモダケ
    運営メディア名日経新聞、Yahoo!ニュース

    指名検索は一般検索とは異なり、特定の情報を求めるユーザーが行うため、より具体的で目的志向が強いのが特徴です。

    指名検索対策のメリット

    指名検索の対策には、主に3つのメリットがあります。

    指名検索対策のメリット
    • 収益につながりやすい
    • 上位表示されやすい
    • 検索アルゴリズムの影響を受けにくい

    それぞれ見ていきましょう。

    収益につながりやすい

    指名検索をするユーザーは、自社に強い興味関心を持っており、購買意欲が高いことが特徴です。

    例えば「○○浄水器」で検索する人は、その浄水器に対してある程度知っていて、購入を検討しているはずです。このようなユーザーを逃さずに、自社サイトに誘導できれば、問い合わせや申し込みなどホームページの成果に結びつきやすいと言えます。

    具体的なコンバージョン
    • 資料請求
    • お問い合わせ
    • 商品の購入
    • サービス申し込み

    上位表示されやすい

    特定のブランド名や商品名で検索した場合、公式サイトやホームページ・オウンドメディアが検索結果の上位に表示されますよね。

    指名検索は、検索結果で上位表示されやすいと言われています。これは、検索エンジンがユーザーの意図を理解し、最も関連性の高い情報を提供しようとするアルゴリズムの働きによるものです。

    指名検索の対策を行うことで、検索結果での上位表示が容易になり、関連性の高いユーザーを効果的に自社サイトへ誘導できるようになるでしょう。

    検索アルゴリズムの影響を受けにくい

    一般的なキーワードでは、検索エンジンのアルゴリズムが変更されるたびに、検索順位が大きく変動します。アルゴリズムの変更によって、SEO対策の効果が変わったり、新たな評価基準が導入されたりするためです。

    しかし、指名検索の場合、自社サイトとキーワードの関連性がとても高いため、アルゴリズムの変更による影響を受けにくいと言われています。

    例えば、「○○スマートフォン」という指名検索を行った場合、検索エンジンはそのスマートフォンの公式サイトや信頼できる情報源を優先的に表示します。アルゴリズムがどのように変更されても、ユーザーの検索意図に最も適した結果を提供するという原則は変わらないため、指名検索では高い順位を維持しやすいのです。

    指名検索数の調べ方

    では現状、どのくらい指名検索されているのでしょうか。

    すでにある程度ホームページを運営している場合、Googleサーチコンソールを使って実際に検索されているキーワードを確認するのが有効です。具体的な手順は以下の通りです。

    1. Googleサーチコンソールにログインする

      Googleサーチコンソールにログインします。サーチコンソールは、サイトの検索パフォーマンスを確認するためのツールです。

    2. 「検索パフォーマンス」を選択する

      左側のメニューから「検索パフォーマンス」を選択→「検索結果」をクリックします。

    3. 表示回数を確認する

      「クエリ」にはユーザーが実際に検索したキーワードが一覧表示されています。ここから探すのは少し面倒なので、「エクスポート」をクリックしてデータをダウンロードしましょう。

      Googleスプレッドシートなどのデータ上で会社名やサービス名を検索すれば、表示回数を確認できます。

      検索してもヒットしない場合は指名検索されていないということなので、対策を進めていきましょう。

    指名検索を増やす方法

    指名検索される回数を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。以下に具体的な方法を説明します。

    ページに指名キーワードを含める

    Webサイト内の「タイトル」「本文テキスト」「ディスクリプション」などに指名キーワードを含めましょう。

    例えば、企業名やブランド名を含めたキーワードをトップページのタイトルに記述します。これにより、検索エンジンがあなたのサイトを適切に認識し、関連性の高い検索結果として表示しやすくなります。

    運営者情報や企業情報ページを用意する

    信頼性の確保も指名検索を増やす鍵です。運営者情報や企業情報ページを作成し、フッターエリアにリンクを設置しましょう。

    ユーザーは企業についての詳細な情報を簡単に確認でき、信頼性が高まります。信頼性が向上すれば、ユーザーは再度あなたのサイトを訪問する確率が高くなり、結果的に指名検索が増加します。

    品質の高いコンテンツを作る

    高品質なコンテンツを定期的に発信することも重要です。

    記事が良質であれば、ユーザーがブランドや商品に興味を持ち、名前を覚えてくれるでしょう。また、SNSで拡散してくれるかもしれません。その結果、指名検索が増える可能性が高まります。

    覚えやすい名前を付ける

    ブランド名や商品名は、覚えやすく短いものにしましょう。

    例えば「長すぎる」「難しい漢字が使われている」「発音が分かりにくい(英語など)」などは避け、略語やひらがな・カタカナを使うようにします。

    シンプルで覚えやすい名前は簡単に思い出せるので、再度検索しやすくなります。

    SNSで露出を増やす

    SNSを活用してブランドや商品の認知度を高めましょう。

    積極的にコンテンツを発信し、多くのフォロワーを獲得していきましょう。質の高い投稿を投稿し続けることで、ブランドの認知度が高まり、結果的に指名検索の頻度が増加します。

    プレスリリースを配信する

    新商品やサービスのリリース、企業の重要なイベントについては、プレスリリースを配信しましょう。

    例えば代表的なプレスリリース配信サービス「PR TIMES」では、最大300媒体に配信可能です。自社のみで情報発信するよりも広範囲に伝わり、より多くのユーザーが興味を持って検索するようになります。

    まとめ

    指名検索とは、自社ブランドや商品を含むキーワードで検索することを指します。指名検索を行うユーザーは購買意欲が非常に高いため、確度の高い見込み客を自社サイトへ効果的に誘導できます。

    一般検索だけでなく、指名検索の対策も積極的に行うことで、ホームページの成果を大きく向上させることが可能です。これにより、安定したアクセス数を確保し、売上アップにもつながるでしょう。

    今日から指名検索対策を始めて、ビジネスの成長を加速させましょう。

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