書評『売れるボディコピー』記事の離脱率を改善したい人向け

「精魂込めて記事を書いたのに、読者の反応がいまひとつ…」「ページ滞在時間も短く、回遊率も低い…」と困っていませんか？どうすれば読者を引きつけ、記事に留まらせることができるのか、悩んでしまいますよね。

そんな時は『売れるボディコピー』を読めば、記事作成スキルが格段にアップするかもしれません。この本では著者が長年の経験から導き出した、魅力的な文章の書き方を学べます。

今回は『売れるボディコピー』の概要やおすすめの人、ライター目線からの感想を紹介します。

この本の概要

『売れるボディコピー』は、商品やサービスの魅力を伝えるための文章作成技術を学べます。

そもそも「ボディコピー」とは、キャッチコピーに引き込まれた読者がさらに詳細を求めた時に読む文章です。ここで説得できれば商品の注文につながる、そうでなければスルーされてしまう、重要な部分です。

そんなボディコピーの制作に携わってきた向田 裕 氏が、ただの商品説明を超え、読者に行動を促す強力な文章の書き方を解説しています。コピーライターだけでなく、日々コンテンツを作成するあなたにも役立つ内容が満載です！

本のタイトル	売れるボディコピー~編集者の視点で磨く説得術~
著者	向田 裕
ページ数	216ページ
出版社	宣伝会議
発売日	2018年3月16日

こんな人におすすめ

書籍タイトルからしてコピーライター向けのように思えますが、広告・記事を自分で書く人にもおすすめできます。

この本の注目ポイント

著者はコピーライターでもあり、「コピーライター養成講座」の講師でもあります。この本は、受講生たちの例を豊富に掲載しているのが大きな特徴。

添削前後の例を比較すると、どのように文章を改善し、読者の注意を引きつけられるのかが一目瞭然です。さらに、著者からのアドバイスも具体的で細かく、分かりやすいんです。

　実際のビジネスの現場では、同じ商品のコピーを複数のライターが書く、しかもそれぞれの仕上がりを見せ合う、いわば「競作」のようなことはしなくなったんじゃないでしょうか？　でも僕の経験からすると、「競作」が一番勉強になったと思います。

向田 裕. 売れるボディコピー~編集者の視点で磨く説得術~ (宣伝会議 実践と応用シリーズ) (pp.74-75). 株式会社　宣伝会議. Kindle 版.

文章力を向上させたい人にとって、理論だけでなく実践を通して学べる貴重な機会となるでしょう。

SNSの口コミ

Amazonでのレビューは5点満点中3.9です。読者からは「読者にどんなことを訴えかければいいのかなどが書かれていて勉強になる」「仕事に活かせそう」といった肯定的な意見が寄せられています。

いま読んでる「売れるボディコピー」って本。通販用にリライトする前後の原稿が載ってるんだけど、書き手の洞察力に舌を巻いてる。利用シーンの提案が、まったく思いつきもしなかったものばっかりで、本書のテーマとはズレたところも参考になる。

— 大塚けんと (@kent_mkGuild) October 4, 2020

向田裕氏の本『売れるボディコピー』に
載っていた課題をやってみました。https://t.co/F8R8z5AIT5

— ことだまや（あや) (@onsokuwriter) September 30, 2018

ライター目線の感想

この本を読んで、「読者に話しかけるように書くこと」の重要性を再認識しました。

背伸びをせずに、身近でわかりやすい言葉やフレーズを重ねていけばいいのです。喫茶店で友人とおしゃべりしているような「自然体」でいいのです。広告コピーだからと意識過剰になって、変なモードスイッチを入れてしまうことが一番よくない。

向田 裕. 売れるボディコピー~編集者の視点で磨く説得術~ (宣伝会議 実践と応用シリーズ) (p.71). 株式会社　宣伝会議. Kindle 版.

私だけでなく、文章（記事）を書くとなると、つい意気込んでしまう方は多いと思います。そんな時は、ぜひこの本を思い出して、肩の力を抜いてくださいね。

書くのがグッと楽になりますし、読者も内容をスムーズに理解できます。結果的に、記事からの離脱を防ぐことになるでしょう。

まとめ

『売れるボディコピー』を読み終わった後は、どのようにして記事を改善すればよいのか、具体的なアイデアを持っているはずです。ぜひ自分の文章に取り入れて、読者の反応を狙っていきましょう！