「添削を依頼しようかな、でもお金を払った分成果が出るかな?」と悩んでいる方へ。
記事添削は文章力や反応率の向上に役立ちますが、悪い面も知らないともったいないことになります。

そこで今回は添削を受けるメリット・デメリットを紹介します。

記事添削を受けるメリット

記事の添削を受けるメリットは4つあります。

  • 見逃していた間違いを指摘してもらえる
  • 伝わるかどうか確認できる
  • 上位表示されやすくなる
  • ペルソナに刺さる言葉が選べる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

見逃していた間違いを指摘してもらえる

チェックしたつもりでも、記事を公開してからミスに気付く…。
きっとあなたにも経験があると思います。

書いた文章を自分で確認しても、文法や誤字脱字は見逃してしまいがち
第三者は冷静な目でチェックできるため、小さなミスにもよく気付きます。

文法の間違い

例えば「記事作成の注意点は、自分一人ではミスに気付きにくい」という文を見てみましょう。

主語は「注意点」ですから、「気付きにくい」とは対応していません。
正しくは「記事作成の注意点は、自分一人ではミスに気付きにくい点である」です。

これなら主語「注意点」に対して「〜点である」となり、きちんと対応しています。

誤字

変換機能を使って書いていると、うっかり間違えてしまうのが同音異義語です。

同音異義語の例
  • 校正 / 構成
  • 感心 / 関心
  • 正確 / 性格

注意しても起こってしまいますし、中には間違えて覚えているものもあるでしょう。

伝わるかどうか確認できる

たとえ文章が拙くても、自分自身なら「何を言いたいか」は分かっているので理解できます。

しかし、たまたま記事にアクセスした人から見るとどうでしょうか。
「よく分からない」「なんか難しい」と思われたら、すぐに離脱してしまいます。

例えば次の文を読んでみてください。

私の今の業務内容には、お客様から寄せられた声のまとめがある。

う〜ん、分かりにくいですよね!

もっとシンプルに書き直した方が伝わります。

  • 私は、お客様から寄せられた声をまとめる仕事をしている。
  • 私の仕事内容は、お客様の声のまとめです。

丁寧に説明しようとすると、書かなくても分かる言葉や敬語の使いすぎなどでクドくなってしまいます。「ここはちょっと変えた方がいいかも」と言ってくれる人がいると心強いですよね。

第三者に添削をしてもらうことで、伝えたいことが相手に伝わっているか確認できるのです。

上位表示されやすくなる

記事執筆に馴れていない方は、自分の書きたいように書いてしまいがち。

SEOの知識を持つ人に添削を頼むと、キーワードや構成の部分でアドバイスがもらえます。

SEOのチェックポイント
  • キーワード選定は問題ないか
  • 狙った検索ワードがタイトルに入っているか
  • 検索意図を考慮しているか
  • 信頼性をアピールできているか
  • 文章と関連のある発リンクになっているか

SEO対策を盛り込めば読みやすくなり、滞在時間が長くなり、結果的に上位表示されやすくなるでしょう。

ペルソナに刺さる言葉が選べる

ペルソナに合った言葉を選ばないと、いわゆる”刺さる”コンテンツにはなりません。

例えばスポーツジムを比較する記事を作るとします。
「痩せたいけど痩せられない人」がターゲットだとしても、年齢や収入などの属性によって反応する言葉は変わります。

スポーツジムを紹介する記事例
  • 10代男性 → お小遣いの範囲で通える!月額5,000円以下の安いジム【6選】
  • 30代男性 → 忙しい人でも大丈夫!早朝や夜間でも通えるジム【6選】
  • 50代男性 → 中高年向きのプログラムあり!50代も無理なく通えるジム【6選】

どのペルソナにどのような言葉が刺さるのかを理解するのは簡単ではありません。
しかし、経験が長いライターは「こういう層にはこの言葉が刺さる」といった知識を持っています。

同じ内容を伝えているはずでも、ちょっとした言葉選びで反応率がグンと上がるのです。

記事添削を受けるデメリット

記事添削を受ける上でデメリットも存在します。

  • 自分らしさが消える
  • 自分で考えなくなる

ここではデメリットとその対策方法を紹介します。

自分らしさが消える

文章はどうしても、その人のクセが出ます。

提案された改善例へそのまま変えてしまうと、”自分らしさ”が消えてしまう可能性があります
突然文体が変わったり、言葉遣いが変わったりすると、読者に違和感を与えるかもしれません。

ホームページはあなたや商品の魅力を伝えるものです。
”らしさ”が無ければ、選ばれる確率が下がってしまうことも…。

できれば、提案された内容をすぐに反映するのではなく、いちど頭の中でよく考えてみてください。

提案を受けて考えること
  • 他にもっと良い伝え方はないか?
  • 自分の伝えたいことは本当に伝わるのか?
  • 文脈に合っているか?
  • 添削者は自分の思いを理解しているか?
  • サイト全体のトンマナを守っているか?

”自分らしさ”を残しつつ、より魅力的な文章にしていきましょう。

自分で考えなくなる 

「どうせ見てもらえるから、テキトウでいいや」となってしまうのは避けたいですね。

記事添削はあくまでもブラッシュアップです。
自分自身が考え抜いた上で修正をしてもらうことで、文章力がぐんぐん伸びていきます。

たとえ頼れる添削者がいても、まずは自分で一生懸命考えて文章を作成するよう心がけましょう。

まとめ

今回は添削を受けるメリット・デメリットを紹介しました。

記事添削のメリット
  • 見逃していた間違いを指摘してもらえる
  • 伝わるかどうか確認できる
  • 上位表示されやすくなる
  • ペルソナに刺さる言葉が選べる
記事添削のデメリット
  • 自分らしさが消える
  • 自分で考えなくなる

記事添削は文章力アップ・反応率アップのためにするものです。
メリット・デメリットを確認した上で、本当に必要かどうかを考えてみましょう。