トップページは、Webサイトにアクセスした人が最初に目にするページで、サイトの印象を左右する重要なページです。
そのため、情報を分かりやすく、かつお客様を惹きつけるような内容にする必要があります。
そこで今回はトップページの役割と、具体的に載せたい項目を紹介します。
トップページで離脱されないよう、この記事を参考に自社サイトを見直してみましょう。
トップページの役割とは?
トップページはいわばホームページの玄関口、第一印象が決まる場所です。
パッと見て「どんな人に、どんなサービスを提供しているのか」が伝わるようにしましょう。
人間関係に当てはめると分かりやすいですが、最初に良くない印象を与えると、その後の関係にも大きく響きますよね。
とても大切なトップページ、まずは3つの役割を確認していきましょう。
何をしている会社か伝える
トップページの何より重要な役割、それは「何をしている事業者(会社 / 個人事業主)なのか」を訪問者に伝えることです。
特に、ホームページを開いたときに最初に目に入る部分(ファーストビュー)には力を入れましょう。
ファーストビューにはロゴ・メイン画像・キャッチコピーなどが含まれます。
WordPressでは簡単に設定できるので自分で作っている方も多いですが、できればライターやデザイナーなど専門家に相談することをおすすめします。
訪問者がひと目で「何をしているか」把握できるよう心がけましょう。
求めている情報へ誘導する
ホームページにはさまざまな情報を掲載できますが、一方で情報が多いからこそ訪問者が迷子になってしまうかもしれません。
トップページには主要なコンテンツを載せ、求めている情報にすばやくアクセスできるようにしましょう。
具体的な項目は後述しますが、「最新記事」や「サービスの特徴」などを表示し、リンクを貼ります。
なるべくストレスなく閲覧できるように改善すると、回遊率や滞在時間が伸び、最終的には売上につながります。
イベントやお得情報を伝える
トップページにはイベントやセール情報なども載せます。
訪問者の中には「今度の連休は営業するのかな」「次のセミナーはいつかな」など疑問に思ってサイトを訪れる人もいるためです。
初めてアクセスした人だけではなく、何度かサイトに来ている人や既存顧客にとっても使いやすいページにしましょう。
トップページに載せる具体的な内容とは?
トップページの役割を学ぶと、具体的にどういった要素を盛り込めばよいか分かってきます。
- キャッチコピー
- 商品・サービスの特徴
- CTA
- 事業者概要
- お客様の声
- 新着情報
詳しく説明していくので、自社サイト・ホームページを見直してみましょう。
キャッチコピー
「キャッチコピー」とは「どのような事業を行い、どのような特徴があるか」を端的に表現した文章です。
キャッチコピーを決めるためには、以下の手順で考えます。
- 目的を明確にする
キャッチコピーを決める前に、サイトの主な目的を明確にします。
例えば商品を販売するためには、その商品の特徴やメリットをアピールするようなキャッチコピーが適しています。 - ターゲットとなる顧客を考える
キャッチコピーはターゲットとなる顧客に向けて作成します。顧客の年齢層や性別・興味やニーズなどを考慮しながら、言葉や表現を考えていきます。
- シンプルで力強い表現を使用する
キャッチコピーはシンプルで力強い表現を使用します。長い文章や複雑な表現は、訪問者や顧客を惹きつけるのではなく、逆に離れてしまう可能性があります。
なお、キャッチコピーは試行錯誤を繰り返しながら最適なものを見つけることが重要です。
A/Bテストなどの方法を使用し、訪問者や顧客の反応を見ながら、最適なキャッチコピーを選定します。
キャッチコピーで興味を持ったユーザーは、他のコンテンツも閲覧する確率がグッと上がります。
商品・サービスの特徴
商品やサービスの魅力を紹介して、自社を選んだほうがよい理由を伝えましょう。
特に競合他社と比較して、どう違うかを説明します。
- 価格(安さ・お得さ)
- サポート(アフターサービス)の手厚さ
- 独自の技術
- 品質や信頼性
- ブランド力
- デザイン
- 地理的な差別化
- 環境や社会に対する取り組み
差別化ポイントを明確にし、「ここで買いたい!」「この人に頼みたい!」を引き出しましょう。
お客様の声
自社サイトで商品の良さを伝えるだけでは、読者は「本当かなぁ?」と疑います。
あなたも経験あると思うのですが、気になった商品は自社サイトだけでなくSNSや口コミサイトをチェックしますよね。
そこで外部からの評価を載せ、説得力を高めましょう。
- 使用者のレビュー、体験談
- SNSの投稿、口コミ
- 事例
- 売上実績
- メディアでの掲載実績
こうした客観的な評価を掲載することで、商品やサービスへの信用性が上がります。
CTA
ホームページの目的はなんでしょうか?
「集客」や「ブランディング」などいくつかありますが、最終的な目的は売上増加ですよね。
記事を読んだ後に「資料請求」や「お問い合せ」に進んでもらい、その後「注文」となるのを期待しているのではないでしょうか。
- 資料請求
- お問い合わせ
- 購入
- SNSフォロー
- メルマガ登録
サイト運営側がしてほしい行動を訪問者にしてもらうにはCTAボタンが重要です。
トップページの中でもCTAが目立つようにデザインし、次の行動につながりやすくしましょう。
事業者概要
サービスに興味を持ったとしても、運営者が誰か分からなければ、お金を払うのはためらうでしょう。
事業者の概要を載せ、怪しいサイトではないことをアピールしましょう。
- 会社名・屋号
- 設立年月日
- 事業内容
- 経営方針
- 取締役や役員などのトップマネージャーの紹介
- 事業所や支店などの場所
- 資本金などの経済状況
- 取引先の情報
TwitterやインスタなどのSNSも一緒に載せるとベターです!
新着情報
トップページには新着情報を掲載するスペースも確保しましょう。
- セミナーのお知らせ
- キャンペーン
- 年末年始の営業日
- 人気の商品
- 新商品の案内
- 割引クーポン配布中
- TVや雑誌などメディア掲載
特にお得情報は「注文」や「予約」など次の行動につながるため、ぜひ載せたいですね。
まとめ
今回はトップページの役割と、具体的に載せたい項目を紹介しました。
- キャッチコピー
- 商品・サービスの特徴
- お客様の声
- CTA
- 事業者概要
- 新着情報
特に重要な情報やアクセスしてほしい情報を明確にするために、見出しやバナーで目立たせることも有効です。
トップページで離脱するユーザーを少しでも減らせるよう、見直してみましょう。