Googleドキュメントには「提案モード」という便利な機能がついています。

こんな時に使える
  • ライターに記事を書いてもらった
  • 社内で記事をチェックしてもらう
  • 公開前に、ブログ仲間に見て欲しい

添削をしたい / して欲しいときも、簡単な操作で完了します。
そこで今回はGoogleドキュメントで添削する方法と、より効率化するためのポイントを紹介します。

Googleドキュメントで添削する方法

まずはGoogleドキュメントの「提案モード」を使えば、修正した箇所がひと目でわかります。
提案モードで添削する具体的な手順を、添削を依頼する側・行う側、両方の視点から説明します。

添削を依頼する側

添削を依頼する側が行う操作はシンプルです。

  1. Googleドキュメントにて文書を作成する

    Googleアカウント(無料)を持っていればドキュメントは作成できる。
    docs.google.com/createをクリックする方法でも作成可能

  2. 添削してもらいたい人に文章を共有する

    画面右上の「共有」→「一般的なアクセス」→「リンクを知っている全員」に変更する

  3. 権限を「閲覧者(コメント可)」に変更する

    「リンクを知っている全員」の右横に権限が表示される。
    「閲覧者(コメント可)」に変更する
    ※「編集者」は自社社員など信頼できる人に限る

  4. 記事URLをコピペして添削者に送る

    「リンクをコピー」をクリックしたら、添削して欲しい人にURLを伝える。
    あとは添削者からの連絡を待つだけ!

添削を行う側

添削を行う側の操作も特に難しくありません。

  1. 共有URLを開く

    共有されたURLをクリックしてドキュメントを開く。
    Googleアカウントにログインしなくても(匿名でも)可能
    ※誰が対応したかを残すためにログイン推奨

  2. 提案モードをクリックする

    Googleドキュメント右上のアイコンをクリックし、「提案モード」をクリック
    ※権限が「閲覧者(コメント可)」なら自動的に提案モードになるが、念の為クリックしておく

  3. 添削する

    削除や置換・改行など添削を行う。
    コメントを入力したいときは文書を選択→「コメント追加」アイコンをクリック

  4. 添削完了を伝える

    添削が終わったらチャットやメールでその旨を伝える。
    コメントに@マークをつけるとユーザーに連絡がいくので便利

添削を効率化するポイント

提案モードを使って、効率よく添削するためのポイントを紹介していきます。

添削を効率化するポイント
  • コメントで理由を説明する
  • 取り消し線を入力する
  • 編集履歴(変更内容)を確認する
  • 単語リストで自動修正を防ぐ
  • 絵文字リアクションを付ける

順に見ていきましょう。

コメントで理由を説明する 

コメント機能を使うと「なぜその箇所を修正したほうが良いのか」など添削する側の意図を伝えられます。

添削される側としては、単に修正内容だけ提示されるより、その意図も伝えてもらった方が納得できるでしょう。
さらに、同じようなシーンで「こうすればいいのかな」と予想できるようになり、添削者の負担も減ります。

取り消し線を入力する

通常の編集モードにて、文章を削除するとコメントは残りません。
削除してから新しい文章を書いてしまうと、どこを修正したのか分かりにくくなります。

そこで使いたいのが「取り消し線」です。

削除ではなく取り消し線を使うことで、修正履歴が追えるようになるのです。
提案モードでは対象の文字列を削除すれば自動的に線が出ます。
文書右側にテキストボックスが出ますので、削除した理由などをコメントに残せます。

また、取り消し線が出た箇所に別の言葉を追加することもできます。

例えば「わたしは」に取り消し線を引き、「私は」と書いたとします。
すると、自動的に文書右側に 置換:「わたしは」を「私は」に と出るのです。

置換の理由などを述べておくのがベターです。

編集履歴(変更内容)を確認する

Googleドキュメントには編集履歴を保存する機能があります。
メニュー上部にある「最終編集」と書かれているリンクをクリックしましょう。

いつ誰が編集したかを確認できますし、過去の状態の文書に戻すことも可能です。

修正内容を間違えて保存してしまった場合でも、編集履歴を活用すればカンタンに元に戻せます。

単語リストで自動修正を防ぐ

文章を作成していると、単語が自動修正されることがあります。

具体的には「Youtuber」などの固有名詞に勝手に赤線が引かれてしまうのです。
こうした自動修正を防ぐのに単語リストが役に立ちます

単語リストに単語を登録する方法
  1. Googleドキュメント上部メニュー「ツール」をクリックする
  2. 「スペルと文法」→「単語リスト」をクリックする
  3. ポップアップウィンドウに追加したい単語を入力する
  4. OKを押して完了

登録した単語は自動修正の対象外となります。
単語リストを活用することで、添削作業がより捗ることでしょう。

絵文字リアクションを付ける

Googleドキュメントでは、絵文字リアクションをつけられます。

添削するなら、リアクション機能も積極的に活用したいです!

文字だけのやり取りでは冷たい印象を与えやすいため、関係にキズが入ってしまうかもしれません。
あなたも、LINEなどテキストチャットで経験したことありますよね。

特に添削は「もっとこうした方が良い」などの指摘がメインですから、ギスギスしやすいんです。
添削を円滑に行うために、絵文字リアクションを意識的に使うようにしましょう。

まとめ

今回はGoogleドキュメントで添削する方法を紹介しました。

まとめ
  • 添削を依頼する側は権限を変更してから、URLを共有する
  • 添削する側はURLをクリックして修正・コメント入力などを行う
  • 提案モードを活用すれば、添削の手間が省ける

Googleドキュメントなら、添削する側もされる側も簡単な操作でOK!
第三者に文章をチェックして欲しいとき、ぜひ使ってみてくださいね。