「記事を書くのに時間がかかりすぎる」「どう書けばいいかわからない」と感じていませんか。文章を書くのは難しく、つい後回しにしてしまいがちですよね。でもこのままではコンテンツマーケティングが進まないのも事実…。

スラスラと書けるようになりたいなら文章の型を知りましょう。この記事では、初心者でも簡単に使える5つの文章構成を紹介します。記事作成の時間を短縮できますし、読者にも伝わりやすくなるので、ぜひ覚えてくださいね。

リンキープス   ライター兼コンサル

これまで書いた記事は2,500以上、上位10位以内 獲得多数。
「ウェブ解析士」の資格を持っているため、執筆から検証まですばやくPDCAを回せます。

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記事で悩んでいる方はぜひご相談ください。

    ブログ記事の定番「PREP法」

    「文章を書くの、苦手だな…」「ブログ・コラムを書かないといけないけど面倒だな…」と思っているなら、まず「PREP(プレップ)法」を身につけましょう。よく使われる文章構成なので一度は聞いたことがあるかもしれませんね。

    「PREP法」は論理的な文章を書くための型です。特に、意見を述べる際や説得が必要な場面で効果的です。

    PREP法
    • P:Point(結論)
    • R:Reason(理由)
    • E:Example(具体例)
    • P:Point(結論)

    PREP法のメリット

    PREP法のメリットは、明確さと説得力にあります。論理的な構成で読者の理解を深めるのに適しています。

    まず「Point(結論)」で、あなたの主張や結論を提示します。読者は初めに何について話しているのかを明確に理解できます。「Reason(理由)」で、その主張を支持する理由や根拠を提供します。ここでの論理的な説明が、読者の納得感を高めます。

    「Example(具体例)」では、具体的な例やデータを用いて理由を補強します。実例を挙げることで抽象的な概念を具体化し、読者がイメージしやすくなります。最後に「Point(結論)」で再度主張を強調し、文章を締めくくります。

    読み手は、結論を知った上で「どうして?」「例えば?」を順番に確認できるため理解しやすいのです。

    PREP法の例文

    フレックスタイム制度を推奨する記事を書きたいとしましょう。PREP法を使うとこのような流れになります。

    フレックスタイム制度の導入は労働生産性を向上させます(Point)。

    なぜなら、従業員が自分の生活リズムに合わせて働くことができるため、仕事の効率が上がるからです(Reason)。

    実際に、フレックスタイム制度を導入した企業では、従業員の満足度が高まり、離職率が低下しました(Example)。

    したがって、労働生産性を高めるためにも、フレックスタイム制度の導入を検討すべきです(Point)

    メッセージの説得力が高まりますね。また、読者にとって追いやすく、理解しやすいため、あらゆる記事で有効です。

    感情に訴えかける「PASONAの法則」

    反応を増やしたい場合は「PASONA(パソナ)の法則」が有効です。

    PASONAの法則
    • P:Problem(問題)
    • A:Agitation(扇動)
    • SO:Solution(解決策)
    • N:Narrow down(絞込)
    • A:Action(行動)

    読者が直面している問題をはっきりとさせ、その問題に対する感情的な反応を引き出すことで、提案された解決策に対する関心を高めます。

    PASONAの法則のメリット

    PASONAの法則は「Agitate(扇動)」が特徴的。問題がもたらすネガティブな影響を強調するため、読者の感情を刺激できます。

    ネガティブな影響を強調する
    • 家族や趣味の時間を奪う
    • ストレスが溜まる
    • 健康問題を引き起こす
    • 恋人に愛想をつかされる
    • 異性にモテない
    • 会社の存続が危ぶまれる

    特に商品やサービスのプロモーション(LP)、社会問題の提起、または個人の悩みに関するアドバイスなど、読者の共感を得る必要がある記事に向いています。

    PASONAの法則の例文

    具体的な例を挙げてみましょう。ターゲットは体型を気にしているがジムが長続きしない30代男性です。

    ジムに入会しても、結局続かない…とお悩みのあなたへ(Problem)。

    そのままでは、奥さんや子どもに「おなかの出ているパパなんてかっこわるい」「運動会に来ないで、恥ずかしい!」なんて言われてしまうかも…(Agitation)。

    そこでおすすめなのが、手厚いサポートが人気の〇〇ジム。パーソナルトレーナーが、トレーニングやマシンの使い方・食生活やホームケアも教えてくれます。今度こそ続けられるはず!(Solution)

    ただいま入会キャンペーンを開催中!5名様限定で、1ヶ月分が無料!(Narrow down)。

    体験予約はこちら(Action)

    読んでいくうちにだんだんテンションが上がり、ついCTAボタンを押したくなるんですよね。

    心を射止める「QUESTの法則」

    読者が自分の問題を把握していて、解決するための商品・サービスを探している場合は「QUEST(クエスト)の法則」が有効です。

    QUESTの法則
    • Q:Qualify(絞り込む)
    • U:Understand(理解する)
    • E:Educate(教育する)
    • S:Stimulate(刺激する)
    • T:Transition(変化させる)

    見込み客(ターゲットオーディエンス)に向けて、ニーズに応じた教育的コンテンツを提供し、最終的に行動を促すのです。

    QUESTの法則のメリット

    QUESTの法則で大事なのは、「どんな人に向けたページなのか?」をアクセスした瞬間に分かってもらえるようにすることです。「私のこと?」「俺が悩んでいることだ」と思わせ、関心を引きつけましょう。

    そして「この問題を抱えている人は、こういった方法が有効で…」と価値ある情報を提供します。そして自社製品・サービスを紹介。最終的にはコンバージョン(資料申し込み・購入など)に結びつけることができます。

    QUESTの法則の例文

    記事で筋トレアプリを紹介したいとします。QUESTの法則を使うと、以下のような流れになります。

    このアプリは、筋トレを習慣化したいと考えている方向けです(Qualify)。

    多くの方が、運動のモチベーションを維持することに苦労していますよね。実際、私も三日坊主でやめてしまったことが何度もあります(Understand)

    このトレーニングアプリは、科学的に証明された方法で運動習慣を身につけるためのプログラムを提供します(Educate)。

    このアプリを使い始めると、筋トレが自然と毎日のスケジュールに組み込まれます(Stimulate)。

    今すぐアプリをダウンロードして、今度こそトレーニングを続けましょう(Transition)。

    要点がもっと伝わる「SDS法」

    記事を読んでいて「で、結論は?」と思った経験はありませんか?結論が最後まで出てこないと、読む側はイライラしてしまいますよね。

    「SDS法」は結論を最初と最後に書くため、読み手が理解しやすい文章構成です。ニュースやプレゼンテーションによく使われます。

    SDS法
    • S:Summary(要点)
    • D:Details(詳細)
    • S:Summary(要点)

    SDS法のメリット

    SDS法は情報を簡潔かつ明確に伝える必要がある場面に適しています。複雑な情報もシンプルにまとめれば、読者が重要なポイントを素早く把握し、そのあと説明する詳細な情報にも関心を持ってもらえます。

    トレンドニュースやお知らせ・イベント紹介など、1,000文字程度の記事に活用するとよいでしょう。

    SDS法の例文

    新しいマーケティング戦略を紹介する記事を、SDS法を用いて書いてみます。

    当社の新しいマーケティング戦略は、デジタルメディアの利用を最大化し、顧客基盤を拡大することを目指しています(Summary)。

    この戦略では、ソーシャルメディア、オンライン広告、インフルエンサーマーケティングを積極的に活用し、特に若年層の顧客に焦点を当てます。過去のキャンペーンのデータ分析に基づき、これらのチャネルが最も効果的であることが示されています(Details)。

    この新しいマーケティング戦略により、当社はデジタルメディアの利用を最適化し、若年層の顧客を効率的に獲得することが期待されます(Summary)。

    一見とっつきにくいようなテーマでも、要点が繰り返されているので理解しやすいですね。

    商品が売れやすい「AIDMAの法則」

    「AIDMA(アイドマ)の法則」は古くから使われているマーケティングのフレームワークです。消費者の購買行動を指しているのですが、文章作成にも応用できます。

    AIDMAの法則
    • A:Attention(注意)
    • I:Interest(興味)
    • D:Desire(欲求)
    • M:Memory(記憶)
    • A:Action(行動)

    AIDMA法のメリット

    AIDMA法は特にマーケティングや広告の文脈で効果的です。

    冒頭でインパクトのある情報や視覚的な要素を使って顧客の関心を引きます。次に、製品やサービスに対する欲求を喚起します。また、その場でアクションを取らなくとも、ふとしたタイミングで思い出してもらえるよう、印象的なフレーズを用います。

    このステップを踏むことで、最終的に購買や行動に結びつけられるのです。

    AIDMA法の例文

    新しいスマホを紹介するアフィリエイト記事を書くとします。

    写真・動画に特化したスマートフォンが新登場!(Attention)。

    このスマートフォンは、最先端のカメラ機能と長時間持続するバッテリーを搭載しています(Interest)。

    いままでのスマホカメラの機能に満足できなかった方にもおすすめできます(Desire)。

    いつでもどこでも、あなたの創造力を解き放つ!(Memory)

    今すぐオンラインで予約し、特別な割引を手に入れましょう(Action)。

    まとめ

    今回はおすすめの文章構成を5つ紹介しました。

    おすすめの文章構成
    • ブログ記事の定番「PREP法」
    • 感情に訴えかける「PASONAの法則」
    • 心を射止める「QUESTの法則」
    • 要点がもっと伝わる「SDS法」
    • 商品が売れやすい「AIDMAの法則」

    文章の型をうまく使えば、時間短縮と成果アップどちらも叶えられるはずです。ぜひ活用してくださいね。

    記事に心理テクニックを盛り込むと、コンバージョン(資料請求や購入)の可能性をもっと改善できますよ!