「記事を書くのに時間がかかる…」「書いても反応が少ない…」

今よりササッと書けて、しかも問い合わせや注文が増えるなら嬉しいですよね。
文章の型(=文章構成)を知っていれば実現できるかもしれません。
そこで今回は現役ライターがおすすめの文章構成を5つ紹介します。

初心者はまずこれ「PREP法」

文章を書くの、苦手だな…と思っているなら、まず「PREP(プレップ)法」を身につけましょう。
よく使われる文章構成なので、一度は聞いたことがあるかもしれません。

「PREP法」は論理的な文章を書くための型です。

PREP法
  • P:Point(結論)
  • R:Reason(理由)
  • E:Example(具体例)
  • P:Point(結論)

読み手は、結論を知った上で「どうして?」「例えば?」が確認できるため理解しやすいでしょう。

検索している人の立場になってみてください。
疑問や悩みを解決したくてキーワードを入力していますよね。

例えば具体的な文章の型を知りたくて、「文章構成」というキーワードで調べたとします。
最初の見出しが『「文章構成」とは』だったらガッカリするでしょう。

「PREP法」は先に結論を伝えることで、自然と続きを読みたくなる文章構成です。

共感から始まる「PASONAの法則」

反応を増やしたい場合は「PASONA(パソナ)の法則」が有効です。

主にランディングページやダイレクトメールに活用されます。
論理的に展開していく「PREP法」と比較して、「PASONAの法則」は心理的に揺さぶりをかけます
読者の問題を明らかにし、解決案を提示して行動へ促します。

PASONAの法則
  • P:Problem(問題)
  • A:Agitation(扇動)
  • SO:Solution(解決策)
  • N:Narrow down(絞込)
  • A:Action(行動)

具体的な例を挙げてみましょう。
ターゲットは体型を気にしているがジムが長続きしない30代男性です。

  1. P:Problem(問題)

    ジムに入会しても、結局続かない…とお悩みのあなたへ

  2. A:Agitation(扇動)

    このままではお腹が出てきて、奥さんや子どもに「パパかっこわるい」なんて言われてしまうかも…。

  3. SO:Solution(解決策)

    そこでおすすめなのが、手厚いサポートが人気の〇〇ジム。パーソナルトレーナーが、トレーニングやマシンの使い方・食生活やホームケアも教えてくれます。今度こそ続けられるはず!

  4. N:Narrow down(絞込)

    ただいま入会キャンペーンを開催中!5名様限定で、1ヶ月分が無料!

  5. A:Action(行動)

    体験予約はこちら

読んでいくうちにだんだんテンションが上がり、ついボタンを押したくなるんですよね。

心を射止める「QUESTの法則」

商品・サービスがある程度知られている場合、「QUEST(クエスト)の法則」が役立ちます。

QUESTの法則
  • Q:Qualify(絞り込む)
  • U:Understand(理解する)
  • E:Educate(教育する)
  • S:Stimulate(刺激する)
  • T:Transition(変化させる)

商品名を検索→興奮→購入という形でスムーズに成果へと導きます。
大事なのは、「どんな人に向けたページなのか?」をアクセスした瞬間に分かってもらえるようにすることです。
「この商品なら、あなたの悩みを解決できますよ」とアピールしましょう。

そしてSのパートでベネフィットを提示し、「これは必要だ!」「買わなきゃ!」と購買意欲を高めます。
「QUESTの法則」を活用して、ページに訪問した人の心を射止めましょう。

要点がもっと伝わる「SDS法」

記事を読んでいて「で、結論は?」と思った経験はありませんか?
結論が最後まで出てこないと、読む側はイライラしてしまいますよね。

「SDS法」は結論を最初と最後に書くため、読み手が理解しやすい文章構成です。
ニュースやプレゼンテーションによく使われます。

SDS法
  • S:Summary(要点)
  • D:Details(詳細)
  • S:Summary(要点)

1,000文字程度の記事とも相性が良いです。

商品が売れやすい「AIDMAの法則」

「AIDMA(アイドマ)の法則」は古くから使われているマーケティングのフレームワークです。
消費者の購買行動を指しているのですが、文章作成にも応用できます。

AIDMAの法則
  • A:Attention(注意)
  • I:Interest(興味)
  • D:Desire(欲求)
  • M:Memory(記憶)
  • A:Action(行動)

商品を買ってもらうにはまず知ってもらわなければいけません。

Aをサイト運営に当てはめると「キーワードを選定して、アクセスを増やす」につながります。
その後「どんな商品なのか」「どんなベネフィットがあるのか」を説明し、記憶に残るように印象づけます。
多くの人は、「いいかも」と思ってもその場で購入しません。
何度も接触することで「欲しい」と思った記憶を強化し、成果へとつなげていきます。

合わせて知っておきたい「AISASの法則」

「AIDMA(アイドマ)の法則」と合わせて知っておきたいのが「AISAS(アイサス)の法則」です。
「AISASの法則」はネットでの行動に触れられています。

AISASの法則
  • A:Attention(注意)
  • I:Interest(興味)
  • S:Search(検索)
  • A:Action(行動)
  • S:Share(共有)

あなたも何かを買う前は、Googleでホームページを探してみたり、SNSで口コミを読んでみたりしますよね?

ネットでポジティブな情報を提供できれば、その分成果につながりやすくなります。
「AISASの法則」も頭に入れて、どんな記事を書けばいいかを考えてみましょう。

まとめ

今回はおすすめの文章構成を5つ紹介しました。

おすすめの文章構成
  • 初心者はまずこれ「PREP法」
  • 共感から始まる「PASONAの法則」
  • 心を射止める「QUESTの法則」
  • 要点がもっと伝わる「SDS法」
  • 商品が売れやすい「AIDMAの法則」

文章の型をうまく使えば、時間短縮と成果アップ、どちらも叶えられるはずです。