「サイトを上位に表示させたいけど、何から始めたらいいかわからない…」そんな方に、内部施策と外部施策それぞれの具体的な方法を紹介します。
難しい言葉は極力使わないようにしているので、初心者の方でも理解しやすいと思います。
この記事を読んでSEO施策の基本を理解し、サイトを成長させる第一歩を踏み出してください。
リンキープス ライター兼コンサル
これまで書いた記事は2,500以上、上位10位以内 獲得多数。
「ウェブ解析士」の資格を持っているため、執筆から検証まですばやくPDCAを回せます。
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記事で悩んでいる方はぜひご相談ください。
内部施策
内部施策は、自社サイト内で改善できる方法を指します。テクニカルSEOの改善、コンテンツの質の向上やユーザー体験の最適化などが含まれます。
難しく感じるかもしれませんが、一つ一つ取り組んでいきましょう。
XMLサイトマップの送信
Google Search ConsoleのXMLサイトマップは正しく設定されていますか?サイトマップとはサイトの地図のようなもので、サイトの全ページのアドレスが記載されています。
この地図をGoogleに送ることで、ロボットがサイトをくまなく調べやすくなります。
新しく追加したページや更新した内容も、Googleがすぐに見つけて、検索結果に表示してくれるようになるんです。
見出しタグの最適化
見出しタグ(H1やH2など)は、サイトを分かりやすく整理するために大切です。本の目次のようなもので、検索エンジンや読者に「何について書かれているのか」を伝えます。
H1タグは、ページの一番大切なタイトル(記事タイトル)。1ページにつき1回しか使えません。
H2タグは中見出し、H3はその下の小見出しとなり、小さなセクションや話題を示します。
重要なキーワードを見出しに入れると、検索エンジンがページを正確に理解し、ユーザーが探している情報として表示してくれることがあります。
構造化データの使用
「構造化データ」とは、Googleなどの検索エンジンがサイトの情報をより正確に理解しやすくするためのコードの一種です。構造化データを使うと、検索結果にリッチスニペットとして表示されることがあります。
リッチスニペットとは、通常の検索結果よりも目立つ、豊富な情報を含んだ表示のこと。例えば、レシピのページならば、星の評価や調理時間、使用する材料などが検索結果に直接表示されます。
構造化データをサイトに追加すると検索エンジンにコンテンツの主な情報をわかってもらえる上に、検索結果でより目立ち、クリックされやすくなります。
ALTテキストの利用
「ALTテキスト」は、画像に関する短い説明文のことです。ALTテキストを設定すると、画像の内容が検索エンジンに正しく伝わります。
たとえばガトーショコラの画像があるとしましょう。その画像に「白い皿に乗ったガトーショコラ」というALTテキストを加えると、検索エンジンが「ガトーショコラ」に関連していると理解し、検索結果で適切に表示できるようになります。
また、画像を見ることができない人(視覚障害を持つ人や、画像が正しくロードされない場合など)でも、何が写っているかを理解できます。ALTテキストはSEOに貢献すると同時に、アクセシビリティ(使いやすさ)を高めるのです。
HTTPSの導入
「HTTPS」はサイトの通信を暗号化し、訪問者の情報を保護する技術です。HTTPSを導入することで、ユーザーがサイト上で入力する個人情報やクレジットカードの情報などが安全に保たれます。
HTTPS化すると、ブラウザのアドレスバーに安全な接続であることを示す鍵のアイコンが表示されます。これを見ると、訪問者はサイトが安全であると感じ、安心して利用できます。また、Googleなどの検索エンジンはHTTPSを導入しているサイトを優先的にランキング付けするため、SEOにも良い影響を与えます。
カテゴリーとタグの最適化
カテゴリーとタグを使ってコンテンツを整理すると、ユーザーが求める情報を簡単に見つけられるようになります。カテゴリーとタグは同じように思われがちですが、明確な違いがあります。
カテゴリーはサイトの主なトピックを表し、一つの記事は通常一つのカテゴリーに分類されます。例えば、料理のサイトなら「デザート」「メイン料理」「おかず」などのカテゴリーに分けます。
タグは、記事の具体的な内容や特徴を示すキーワードです。タグを使うと、似たようなトピックや特徴を持つ複数の記事を簡単に結びつけることができます。ただし、タグが多すぎると逆に混乱を招いてしまうので、一つの記事に対して3つ程度のタグを使うのが適切です。
404エラーの修正
「404エラー」とは、リンクをクリックした時に「ページが見つからない」というメッセージが出ることです。ページがもう存在しないか、URLが変更されたときに表示されます。
例えば「最新のケーキレシピ」へのリンクがあってクリックしたとしても、リンクが壊れていると「ページが見つかりません」というメッセージが表示されてしまいます。訪問者にとってはとてもイライラする体験です。欲しい情報にアクセスできず、結果としてサイトを離れる可能性が高くなります。
404エラーを見つけたら、できるだけ早く修正しましょう。リンク切れを直す、または新しいページへのリダイレクトを設定して、訪問者がスムーズに情報を見つけられるようにします。サイトの使い勝手が向上すれば、訪問者がサイトに長く留まるようになります。
モバイルフレンドリーなデザイン
最近は多くの人がスマートフォンやタブレットでネットを閲覧しています。そのため、サイトが小さな画面できちんと表示されるかどうかがとても重要です。
モバイルフレンドリーなデザインとは、スマホやタブレットで見たときにもテキストが読みやすく、画像が切れることなく表示され、ボタンがタップしやすい状態を意味します。画面のサイズに応じてコンテンツが自動的に調整される「レスポンシブデザイン」が理想的です。
モバイルフレンドリーなデザインはユーザー体験を向上させるだけでなく、Googleなどの検索エンジンによる評価も高まるため、SEOにも有効です。
内部リンクの最適化
「内部リンク」とは、サイト内の一つのページから別のページへのリンクのこと。上手に設定すると、訪問者が求める情報に簡単にたどり着けるようになります。
例えば「健康的な朝食レシピ」のページがあるとしましょう。そのページに「子供向けの朝食のアイデア」や「10分でできる朝食レシピ」といった関連記事へのリンクを追加すると、読者は興味のある情報に簡単にアクセスできます。
結果的にユーザーはサイトに長く滞在し、より多くのページを閲覧する可能性が高まるのです。
キーワードの選定
「(ターゲット)キーワード」とは、ターゲット層のユーザーが検索エンジンで使う可能性が高い言葉やフレーズを意味します。重要なキーワードを見つけて、それに基づいてコンテンツを作成すると、読者のニーズに合った価値ある情報を提供できます。
たとえば、あなたが「簡単な夕食レシピ」に関する記事を書く場合、キーワードは「簡単夕食 メイン」「めんどくさい時の夕飯 おかず」などが挙げられるでしょう。忙しい主婦や料理初心者が実際に検索する際に、あなたの記事が検索結果に表示されやすくなります。
キーワード密度の最適化
キーワードはたくさん詰め込めばいいという訳ではありません。「キーワード密度」、つまりページ全体におけるキーワードの割合が高すぎるとペナルティ対象となる場合もあります。
キーワードを無理やり使うのではなく、自然に、そして適切な量で使うことが大事。読みやすく、かつ有益な記事となるよう、キーワードを上手く織り交ぜましょう。そうすれば検索エンジンがページを「このキーワードに関連する良い情報源だ」と判断し、検索結果でより上位に表示してくれる可能性が高まります。
オリジナルコンテンツの作成
オリジナルコンテンツとは、独自の情報や視点・アイデアを含む内容のことです。ライバルサイトに載っていない情報を提供しましょう。読者が記事に魅力を感じ、再訪したり、他の人に共有したりする理由となります。
例えば、あなたが料理のレシピについての記事を書く場合、既存のレシピを単に再掲するのではなく、あなた独自の工夫やコツを加えることが重要です。また、個人的な経験やストーリーを織り交ぜると、読者に感情的なつながりを感じてもらうこともできます。
ブログの定期的な更新
定期的に新しい記事を投稿することは、読者に新鮮で有益な情報を提供し続けることにつながります。サイトが活動的で信頼できる情報源であるという印象も与えます。
さらに、検索エンジンは定期的に更新されるコンテンツを好むため、SEOの観点からも有利です。特にブログやオウンドメディアを運営している場合に効果的ですよ。
たとえば料理ブログを運営しているなら、最新の料理トレンドや新しいレシピ・料理のコツなどの記事を定期的に更新するとよいでしょう。また、時事に関連するトピックや季節のイベントに合わせたコンテンツを提供するのも読者の関心を引きつけます。
画像や動画の配置
画像や動画は、テキストだけよりも訪問者の注意を引きやすく、記事をより魅力的に見せます。
例えば、料理のレシピを紹介する記事には、完成した料理の美しい写真や調理過程を示す動画を含めるとよいでしょう。読者はレシピをより具体的に理解しやすくなり、実際に試してみたいと感じるかもしれません。
画像や動画は、記事の重要なポイントや、読者が興味を持ちそうな部分に配置しましょう。あまり多すぎるとページの読み込み速度が遅くなる可能性があるので、バランスが大切です。
ページ読み込み速度の最適化
ページがすぐに開かないと、訪問者はイライラしてサイトを離れてしまいます。ページを早く読み込むためにできることはいくつかあります。
例えば、大きな画像はページ表示を遅くする大きな原因の一つ。画像を「圧縮」して、ファイルサイズを小さくしましょう。圧縮できるWordPressプラグインはいくつもありますが、おすすめなのが「EWWW Image Optimizer」です。
訪問者が快適にサイトを閲覧できるようになれば、サイトに長く留まる可能性が高まります。
外部施策
外部施策とは、サイトの外部からSEOを強化するための方法です。主な施策にはバックリンクの獲得があり、他のサイトがあなたのサイトへリンクすることで権威と信頼性を高めます。バックリンクを獲得する方法はいくつかありますので、みていきましょう。
ゲストブログ投稿
「ゲストブログ投稿」とは、他のサイトで記事を書き、自分のサイトへのリンクを含めることを指します。新しい読者層にリーチし、サイトへの訪問者を増やせます。
例えば、あなたが料理ブログを運営しているとしましょう。料理に関連する他のサイトにゲストブログ投稿をすることで、料理に興味がある新しい読者にあなたのブログを紹介できます。記事の中でサイトを紹介すれば、読者が簡単にあなたのサイトにアクセスできるようになります。
ゲストブログ投稿は、あなたの知識と専門性を広く共有する絶好の機会です。ぜひ同業者と協力してみてください。
プレスリリースの配信
プレスリリースとは、サイトやビジネスに関するニュースや情報をメディアに向けて発信することです。プレスリリース配信サービスとしては「PR TIMES」が有名ですね。
注目に値するニュースがあればプレスリリースを作成し、オンラインで配信しましょう。より広いユーザーにリーチし、認知度が高まります。
- 新しいサービスの開始
- 特別なイベント
- 興味深い研究結果
また、記事やブログであなたのサイトにリンクが張られることで、価値あるバックリンクを獲得できます。
SNSでの記事紹介
Twitter(X)・Facebook・LinkedInなどでコンテンツを共有しましょう。より多くの人々にサイトを知ってもらうきっかけになります。
- 新しいブログ記事
- 特別なプロモーション
- トレンド情報
ソーシャルメディアでの活動は、ただコンテンツを共有するだけでなく、フォロワーとの関係構築にも役立ちます。定期的に投稿を行い、コメントやメッセージに返信して、フォロワーとのコミュニケーションを図りましょう。
SNSボタンの設置
より多くの人々にコンテンツを共有してもらうため、わかりやすい場所にSNSボタンを設置しましょう。SNSボタンとは、LINEやTwitter(X)・Facebookなどのソーシャルメディアで簡単にコンテンツを共有できる機能のことです。
訪問者はワンクリックで記事やページを共有できるようになり、コンテンツのリーチが増え、より多くの人々にサイトを知ってもらうことができます。
記事の上部と下部の両方にボタンを設置すると、ページを訪れた直後、読み終わった後のどちらのタイミングでも行動しやすくなります。
コンテンツの内容に合わせてSNSを選ぶのも良い方法です。たとえばビジネス関連のコンテンツであればLinkedIn、ライフスタイルやファッションに関する記事であればFacebookやPinterestが向いています。
Googleビジネスプロフィールへの登録
地域に密着したビジネスなら、ぜひGoogleビジネスプロフィールへ登録しましょう。Googleビジネスプロフィール(旧称: Google マイビジネス)とは、Googleが提供する無料のサービスで、企業情報や店舗情報をインターネット上で公開できます。
このサービスを利用すると、Google検索やGoogleマップであなたのビジネス情報が表示されるようになります。ユーザーがあなたを見つけやすくなり、店舗へのアクセスや連絡先情報など必要な情報も伝えられます。また、自社サイトへのリンクを設定するとバックリンクも獲得可能です。自社情報を登録して、認知度拡大を狙いましょう。
まとめ
今回はSEO施策について、内部施策と外部施策を具体的に紹介しました。
SEOの改善は一朝一夕にはいかないものですが、まずはできる範囲から始めてみてください。少しずつランキング改善が実感できるはずです!