「順位アップにはリライトが効果的と聞くけれど、具体的にどう直せばいいんだろう?」と悩んでいませんか。
ただ書き直すだけでは、リライトの効果はあまり期待できません。
そこで今回は、現役ライターが「リライトで順位アップを目指すためのポイント」を解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
下準備:検索順位を調べる
まずは記事の検索順位が何番目なのかを確認しましょう。
検索順位を調べるにはGoogleサーチコンソールを使います。
- 「検索パフォーマンス」をクリックする
サーチコンソールを開いて、左側にあるメニュー「検索パフォーマンス」をクリックする
- 「平均掲載順位」をクリックする
真ん中枠内の「平均掲載順位」をクリックする
- 「ページ」タブを選択する
「ページ」タブを選択すると、各記事の掲載順位が表示される
並べ替えたいときは「検索順位」の部分を2回クリックします。(デフォルト→降順→昇順)
それでは、さっそく現在の検索順位に合わせて加筆修正していきましょう。
検索順位が30位〜の場合
記事の順位が30位に満たない場合は情報不足が考えられます。
今よりも情報量を増やして読者が満足できるような記事を目指しましょう。
- 体験談を追加する
- 資料・データを追加する
体験談(独自性)を追加する
Googleは独自性(オリジナリティ)を評価します。
あなたが実際に体験したことやあなたが感じたことを追記しましょう。
体験談を含めた記事は読み手にもイメージが伝わりやすく、その分、ページ滞在時間が長くなります。
その結果、Googleは記事を「役に立つ記事」として判断しやすくなります。
あなたしか知らないこと=他のサイトに書かれていないことを考えてみましょう。
資料・データを追加する
内容を裏付けるために、詳しく書かれた資料やデータを参考として記載しましょう。
Googleが検索順位を判断する基準のひとつに「E-A-T」があります。
E-A-Tとは、専門性・権威性・信頼性の3つの頭文字を合わせた概念です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
Google の自動システムは、さまざまな要因に基づいて優れたコンテンツをランク付けするように設計されています。Google のシステムでは、関連コンテンツを特定した後、最も有用性が高いと思われるコンテンツが優先されるよう努めています。そのために、専門性、権威性、信頼性または E-A-T と呼ぶ内容を備えたコンテンツを判別する際に活用できる要素の組み合わせを特定します。
引用:有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
たとえば栄養について調べたいとき、栄養士や調理師といった栄養学のプロが書いた記事なら信用しますよね。
記事に関連する職業・資格保有者なら、プロフィールに記載すると信頼性が高まります。
では、栄養士ではない方が書いた記事は信頼されないかというと、そうではありません。
資料・データを参考にした記事なら「事実なんだ」「そういう結果が出ているんだ」と納得できます。
検索順位が11位〜20位の場合
検索順位が11位〜20位の場合、「読者が満足できているか」を確認しましょう。
せっかくアクセスしたユーザーが「もう少しここが知りたかったんだけど」と別サイトに移動している可能性が考えられるためです。
- 共起語を取り入れる
- 読みやすさの改善
- 見出しの順番を変える
ひとつずつ解説していきます。
共起語・サジェストワードを追加する
共起語・サジェストワードを多く取り入れると読者の満足度が高まり、Googleからの評価も上がります。
「共起語」とは「検索した単語と一緒に使われることの多い単語」を指します。
例えば「エアコン」なら「お掃除」や「業者」「フィルター」がよく一緒に入力されます。
「サジェストワード」とは「検索窓に単語を入れると挙がってくる検索語候補」をさします。
例えば「エアコン」と入力したとき、「クリーニング」「臭い」「水漏れ」などが候補として表示されます。
サジェストワードは検索数が多いからピックアップされるキーワードであり、読者の求める情報をピンポイントに狙えます。
共起語・サジェストワードをチェックすれば「記事に書いていないけど求められている内容」が分かるのです。
読みやすさを改善する
あなたも「知りたい情報は書かれていると思うんだけど、読みにくくてイヤだな…」と思った経験はありませんか?
見た目で「読みにくい」と判断され、閉じられてしまうケースは極力減らしたいですよね。
例えば漢字ばかりのぎっしりした文章はウッとなります。
ひらがなに変換したり、行間をあけたりして、文章がつまった印象を与えないようにしましょう。
枠(ボックス)や吹き出しなど、装飾を入れるのもおすすめです。
見出しの順番を変える
「最後まで読んでほしいから」と、タイトルの答えとなる見出しを最後に持ってきていませんか?
例えば「リライトで順位アップを目指す方法」というタイトルで、「リライトとは」「Googleの順位基準」などがズラズラと書かれていたらどうでしょう?
「早く結論を教えて!」とイライラしてしまいますよね。
読者の悩みをいち早く解決するために、見出しの順番(構成)を見直しましょう。
検索順位が10位以内の場合
検索順位が10位以内なら「この記事だから、悩みを解決できる」とアピールしましょう。
- キーワードをできるだけ左側に持ってくる
- 最新情報が書かれていることを説明する
- 悩みに沿ったディスクリプションを設定する
それぞれ解説していきます。
キーワードをタイトル前半に持ってくる
タイトルを変更するだけで、検索順位とクリック率が大きく変わったというケースはよくあります。
まず確認してほしいのが、ユーザーが検索するキーワードは、タイトルの前半部分に書かれていますか?という点です。
検索結果一覧では、長いタイトルだと後半が表示されません。
キーワードをタイトルの前半に持ってきて「きちんと問題を解決できますよ」とアピールしましょう。
最新情報が書かれていることを説明する
記事を公開したあと、最新情報を追加していますか?
例えばSEO対策などは1年で情報が古くなる、なんてことはしばしば。
「新しい情報も載っていますよ」「現段階での最新情報ですよ」と伝えることでクリックされやすくなります。
- 2022年版
- 速報
- 最新情報
追記した部分に日付を記しておくのもGOODです!
悩みに沿ったディスクリプションを設定する
「ディスクリプション」はタイトルと同じくらい、記事を読むかどうかの判断材料です。
たった120文字程度ですが、読者にできるだけ多くの内容を伝えて、「読みたい」と思わせるような文章にしましょう。
- ターゲット(どんな人の役に立つか)
- キーワード・共起語・サジェストワード
- 具体的な内容
例えば今回の記事では、このようになります。
リライトで順位アップを目指したいが、具体的な方法が分からないあなたへ。ライターが効果を高めるポイントを紹介します。検索順位ごとに何をすればよいかも解説しているため、すぐにサイト改善に取り組めますよ。
まとめ
今回は、ライターが「リライトで順位アップを目指すためのポイント」を解説しました。
リライトは良い記事を作るためには必要なことですが、すべてがいい結果に向くとは限りません。
検索順位ごとに何をすればよいのかをチェックしましょう。
- 検索順位が30位〜の場合:情報量を増やす
- 検索順位が11位〜20位の場合:ニーズに応える
- 検索順位が10位以内の場合:選ぶべき理由を伝える
この記事を参考に、コンテンツ改善を進めていきましょう。