「なんとなく記事が読まれていない気がする…。」と悩んでいませんか?その”なんとなく”を数字で確認すれば、きっと対策が見つかります。
そこで今回はGoogleアナリティクスの「平均ページ滞在時間」から、改善策を見つけるためのコツを紹介します。
リンキープス ライター兼コンサル
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「ウェブ解析士」の資格を持っているため、執筆から検証まですばやくPDCAを回せます。
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記事で悩んでいる方はぜひご相談ください。
平均ページ滞在時間を確認する方法
まずはGoogleアナリティクスで「平均ページ滞在時間」を確認しましょう。
全体の平均ページ滞在時間を確認する方法
- Googleアナリティクスにログインする
- 「行動」→「概要」をクリック
- ホームページ全体の「平均ページ滞在時間」が表示される
ページごとの平均ページ滞在時間を確認する方法
- Googleアナリティクスにログインする
- 「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」をクリック
- ページごとの「平均ページ滞在時間」が表示される
私の平均ページ滞在時間は短い?長い?
平均ページ滞在時間を見た感想はどうでしょうか?
「思ったより短いな…」「これは、長い方なのか…?」イマイチよく分からないですよね。知っておきたいのは、人間が1秒間に読める文字数には限界があること。
例えば映画の字幕では「1秒4文字以内」と定められていること、知っていましたか?映像がないテキストだけなら「1秒13〜15文字」と言われています。
ちなみにYahoo!ニュース トピックスの見出しの文字数は15.5文字まで。
パッと見て内容を理解できますよね。
つまり1秒13〜15文字を基準にすれば、記事が最後まで読まれているかどうかをザックリ判断できると言えます。
平均ページ滞在時間から分かる改善策
「平均ページ滞在時間」ごとに、どのページをどう改善すればよいか提案します。
平均ページ滞在時間10秒ならページ上部に問題あり
もし平均ページ滞在時間が10秒なら…。読み始めてすぐに「知りたいことが書いてない」「読みたくない」と判断されています。
ページ上部に、読む気をなくす何かがあるということです。
ページを開いたその一瞬でネガティブなイメージを抱かせないよう、見直してみてください。
- タイトルと導入1文目が関連していない
- アイキャッチが大きすぎて、テキスト表示までスクロールが必要
- いきなり定期購読の通知が表示された
- 「この記事を書いた人」の説明が長い
- いきなり商品・サービスの広告が表示される
注意!PVはあるのに滞在時間が0?
PVはそこそこあるのに、平均ページ滞在時間が0…。この場合、まったく読まれずに離脱したという訳ではありません!
実は、Googleアナリティクスでは最後のページの滞在時間は測定されないのです。ページAを読んでページBに行けば、ページBの閲覧開始時間を計測=ページAの滞在時間も計測できます。
しかしページAを読んでそのまま離脱したら次のページの閲覧開始時間を計測できません。
つまり平均ページ滞在時間は0になります。
平均ページ滞在時間30秒なら流し読み対策を
平均ページ滞在時間が30秒なら、ザッとスクロールして読まない認定をされたか?導入文で離脱されたか?どちらかでしょう。
1秒で13文字を認識することを考えると、30秒で390文字にしかなりません。平均ページ滞在時間が30秒なら、もっと興味を引きつけるためにはどうすればいいか?を考えてみましょう。
- 流し読みでも理解できるよう、装飾する
- 導入文に、最後まで読むベネフィットを書き足す
- 目次を表示、概要を理解できるようにする
- 見出しに答えを書く
平均ページ滞在時間1分は最後まで読まれる工夫を
平均ページ滞在時間が1分で、記事が1,000文字くらいなら合格点と言えます。1秒で13文字を読んで、780文字程度が読まれている計算です。
ただし、まとめやCTAまではスクロールされていない可能性が考えられます。文章だけで行動を起こしてもらうために、以下のようなポイントを抑えましょう。
- 画像や図解を挿入する
- プロフィール(記事を書いた人)の権威性を強める
- 誤字脱字を減らす
- マーケティング心理を活用する
まとめ
今回は平均ページ滞在時間から分かる改善策を紹介しました。
私たち人間が1秒で認識できるのは15文字程度。それを知っていれば、「記事がきちんと読まれているか?」「どこで離脱させてしまったか?」を仮定しやすくなります。
平均ページ滞在時間を伸ばして、ユーザーの満足度を高めましょう。