WordPressの「あわせて読みたい」機能を有効活用していますか?実は、SEO対策に重要なもののあまり注目されません。
しかしだからこそ「あわせて読みたい」をうまく使えると上位表示に近づけます。他の記事に誘導することで離脱率が下がり、回遊率がアップ、ユーザーの滞在時間が伸びるためです。
そこで今回は「あわせて読みたい(関連記事)」の効果を高める5つのコツを紹介します。ぜひひとつずつ取り組んで、回遊率を改善しましょう。
リンキープス ライター兼コンサル
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関連記事で回遊率を上げる5つのコツ
あわせて読みたい(関連記事)は、ただ貼ればいい訳ではありません。読者に「この記事も読もうかな!」と思ってもらうためには工夫が必要です。
- 関連性の高い記事を貼る
- 重要なページにリンクを集める
- ブログカードもテキストリンクも使う
- 同じタブではなく別タブで開く
- 読んだほうがいい理由を添える
ひとつずつ見ていきましょう。
関連性の高い記事を貼る
回遊率を高めたくて、記事をとりあえず貼る。ついやってしまいがちですが、「あわせて読みたい」を貼ること自体を目的にしないでください。
その記事に関連する記事だけ貼りましょう。例えば「記事を短時間・高品質で仕上げるコツ」といった記事から内部リンクを貼るとしますね。
- 穴埋めするだけで読まれる!書き方テンプレート
- 記事に生成AIを活用!希望の文章を書いてもらう指示文
- Web担当者必見!記事の書き方7つのステップ
- サーチコンソールで被リンクをチェックする方法
- Google アナリティクス 4(GA4)とは?UAとの違いや注意点
- WordPressサイトで自分のアクセスを除外する方法【3選】
関連性の低い記事は読者に「邪魔だな」と思われるだけでクリックされません。結果、検索エンジンには関連性の低い記事として評価されます。
ユーザーが知りたいであろう記事なら貼る、関係ない記事は貼らない、と心がけましょう。
重要なページにリンクを集める
「あわせて読みたい」には重要なページを優先的に選びましょう。クローラーはリンクが集まっているページを重要とみなします。
リンクが集まれば、自然とアクセス数が上がり、滞在時間が長いページとなります。つまり「重要なページ」と伝わり、上位表示されやすくなるのです。
商品の販売やサービスの申込みのページ(キラーページ)まで誘導するのがおすすめです。一番見てほしいページを設定して、そこにアクセスが集中するように「あわせて読みたい」を使いましょう。
ブログカードもテキストリンクも使う
あなたのホームページではブログカードを使っていますか?ブログカードとは、このような↓記事タイトル・概要・アイキャッチ画像を表示する形式です。
最新のWordPressでは、URLリンクを貼るだけでアイキャッチ画像付きリンク生成されます。オシャレですし、見やすくていいと思うのですが…。
実は「ブログカードはテキスト(文字)リンクよりクリック率が低くなる」という説が濃厚です。ブログカードをリンクだと認識していないユーザーや、広告だと思っているユーザーが一定数いると考えられています。
ブログカードはサイズが大きいため、本文を読みたい人にとっては邪魔というデメリットもあります。ブログカードを使うときは、文章内にテキスト(文字)リンクも合わせて使うのがよいでしょう。
同じタブではなく別タブで開く
「あわせて読みたい」、別タブか同じタブか問題。
「あわせて読みたい」をクリックしたあと、今開いているタブ(ウィンドウ)をそのままにして新しいタブを開くか?それとも今開いているタブにリンク先のページを表示させるか?
どちらがいいのか悩むところですよね。基本的には、別タブをおすすめします。理由は別タブのほうが「比較」や「戻る」がしやすいからです。
例えばユーザーがA記事を読んでいて、「あわせて読みたい」で紹介されているB記事に興味を持ったとします。同じページでB記事が表示され、A記事が見えなくなってしまった…。
A記事とB記事を交互に読みたいユーザーにとってはストレスですよね。「あわせて読みたい」は別タブを開く仕様のほうがユーザーには喜ばれるでしょう。
読んだほうがいい理由を添える
「あわせて読みたい」を設置する場所には、なぜその記事を読んだほうがいいのかも説明してあげましょう。例えばこのような文を添えます。
- 画像付きで具体的なステップが分かる
- もっと深堀りした内容が読める
- 関連した記事が読める
また、文言(ラベル)を変更するのもアリ。「あわせて読みたい」「関連記事」のほかに「もっと〇〇が知りたいなら」などに変えると効果的です。
読んだほうがいい理由+興味関心を引く紹介文があれば、思わずクリックしたくなるでしょう。
関連記事を表示する際の注意点
「あわせて読みたい(関連記事)」を効果的に使うために、気を付けておきたいポイントが3点あります。
- 関連性の低いページを選ばない
- nofollwを設定しない
- 関連記事を貼りすぎない
あわせて読みたいを設置する前に確認しておきましょう。
関連性の低いページを選ばない
先述しましたが、「あわせて読みたい」には関連性・親和性が高い記事を選びましょう。まったく方向性が違う記事を貼ったとしても、読者のニーズに合いません。
結局、回遊されることもなく、滞在時間やPV数の改善にもつながりません。今読んでいる記事と関連する記事、読者が知りたそうな情報を選定するようにしてくださいね。
nofollwを設定しない
「nofollw」属性は、検索エンジンに対して「このリンクを辿らないで」と指示できます。「自社サイトと関連付けたくない」「リンク評価を与えない」というときに使います。
リンクにその他の適切な値がなく、そのリンクとサイトを関連付けたくない場合、またはリンク先のページをサイトからクロールさせないようにする場合は、
外部リンクの rel 属性 (nofollow/ugc/sponsored) | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developersnofollow
の値を使用します。
つまり、せっかく関連記事を表示しても、nofollwを設定しまうとSEO効果が得られなくなってしまいます。注意してくださいね。
関連記事を貼りすぎない
読者を他のページに誘導したいからと言って、「あわせて読みたい」を増やしすぎるのもNGです!設置する数に正解はないものの、経験から言うと1記事あたり7個以上だと多い印象です。
例えば3,000文字程度なら、WordPress機能の記事下「関連記事」に加えて、本文中の内部リンクは3~4個に留めておくことをおすすめします。
特に記事前半には、あまり配置しないようにしましょう。読者はタイトルを見て、その記事を読みたいと思ってクリックしています。まずは記事を読むことに集中してもらい、少しスクロールした頃にひとつめの内部リンクを紹介します。このほうが読者のストレスを少なくできますよ。
まとめ
今回は「あわせて読みたい」の効果を高める5つのコツを紹介しました。
- 関連性の高い記事を貼る
- 重要なページにリンクを集める
- ブログカードを使うときはテキストリンクも使う
- 同じタブではなく別タブで開く
- 読んだほうがいい理由を添える
内部リンクはSEO対策で欠かせないのに、関連記事はあまり深く考えずに貼っていませんか?今回紹介した5つのコツを実践すれば、上位表示にぐっと近づけるでしょう。
関連記事のクリック数を増やすにはタイトルも重要です!読まれる記事タイトルの付け方を知りたい方、ぜひこちらの記事もチェックしてくださいね。