「アクセス解析って、具体的に何が分かるの?」「そのデータをどう使うの?」と困っている方へ。

サイト運営にとってアクセス解析は重要というのはよく聞きますが、いまいち理解できないですよね。
そこで今回はサイト運営を始めたばかりの人に向けて、アクセス解析で分かること・活用方法をわかりやすく紹介します。

アクセス解析で分かること

「アクセス解析」とはサイト訪問者の行動を分析するものです。
具体的には「サイトを訪問したきっかけ」や「サイトに留まった時間」などが分かります

アクセス解析で分かること
  • サイトに訪問したきっかけ
  • 閲覧されたページ数
  • 訪問した人数
  • 訪問から離脱まで
  • よく見られているページ
  • サイトに留まった時間
  • すぐにサイトを離れた割合

アクセス解析で分かる情報について、ひとつずつ解説していきます。

訪問のきっかけ(流入経路)

サイトやホームページに訪問するきっかけ(流入経路)が分かれば、アクセス数を増やすヒントも分かります。

例えばTwitterの投稿から来たならTwitterでの宣伝がうまくいった証拠ですし、Google検索から来たなら記事が上位表示されていることを示します。

閲覧されたページ数(PV)

閲覧されたページ数をPV(ページビュー)と言います。
多くのページが閲覧されれば、その分問い合わせや注文などのコンバージョンにつながります。

訪問した人数(UU)

サイトに訪問した人数をユニークユーザー数(UU)と言います。

PVとは異なり、同一人物が複数回アクセスしたとしてもユニークユーザー数は1になります。
UUが増えれば、その分多くの見込み顧客に読まれていることを意味します。

訪問から離脱まで(セッション数)

ユーザーがサイトに訪問してから離脱するまでのことをセッション数と言います。

例えば1人のユーザーがサイトを訪問してから離脱し、時間を置いて再度サイトを訪問するとセッション数は2となります。

セッションが切れて新しくカウントされるケース
  • 30分以上行動がない
  • 日付が切り替わった
  • 別の参照元(リンク)を経由して訪問した

よく見られているページ

アクセス解析ではサイト内で一番よく見られているページも分かります。
つまり、ユーザーの関心が高いページが把握できるため「関連コンテンツを増やす」といった施策を考えるヒントになります。

「あまり見られていないページ」も分かるので、リライトの判断もしやすいですよ。

サイトに留まった時間(平均セッション時間)

ユーザーがサイト内で留まった時間も「平均セッション時間」として分かります。
セッション(サイト訪問から離脱まで)の時間が長ければ、サイトをじっくり見ている=満足していると分析できます。

極端に平均セッション時間が短ければ、「記事の内容が薄い」「ニーズと外れている」などの原因が考えられます。

すぐにサイトを離れた割合(直帰率)

ユーザーが1ページのみ閲覧して、サイトから離脱することを「直帰」と言います。
直帰率が高いケースは「他のページに誘導できなかった」「他サイトにユーザーが流れた」ということを意味します。

アクセス解析をどう活用する?

アクセス解析で得た情報をどのように活用すればいいのでしょうか。
具体的な方法を紹介します。

メインの流入経路を強化する

どこからサイトを訪問したか、つまり流入経路を確認すると、集客の方針を立てやすくなります。

流入経路の強化例
  • SNSからの訪問が少ない→宣伝の投稿を増やす
  • 検索からの訪問が少ない→質の高いコンテンツを増やす
  • 広告からの訪問が少ない→キーワードや予算を見直す

結果が出ないページを改善する

アクセスが多いのに直帰率が高いページは、優先的に改善したいページです。

流入経路の強化例
  • S記事タイトルと内容を一致させる
  • 文章を分かりやすくする
  • 読者が知りたい情報を先に出す(構成を変更する)
  • 関連記事(内部リンク)を埋め込む

離脱を防ぐために、ひとつひとつ対処していきましょう。

過去のデータと比べてみる

サイト運営はすぐに結果が出ません。
アクセス解析は週単位、できれば月単位という長い目でチェックしていくことが重要です。

仮定を立てて施策を実行し、月単位で比較する…このサイクルを回して、より結果の出やすいサイトへと変えていきましょう。

まとめ

今回はサイト運営を始めたばかりの人に向けて、アクセス解析で分かること・活用方法を紹介しました。

セッション数や直帰率など、アクセス解析の数字を確認すれば、改善方法のヒントが見つかります
アクセス解析は難しいイメージがあるかもしれませんが、サイト改善のために少しずつ勉強していきましょう。