「ユニークユーザー(UU)って何?」「PVやセッションとどう違うの?」と困っている方へ。
アクセス解析にはさまざまな指標があり、定義や違いがよく分からないですよね。

そこで今回はユニークユーザーについて、間違えやすい指標や増やす方法を解説します。

ユニークユーザー(UU)とは?

「ユニークユーザ(Unique User)」とは、どれだけの人がサイトを訪問したのかを確認できる指標です。

「UU」と略されることもあります。

例えば、〇〇さんがサイトを何回訪問しても、ユニークユーザーは1人となります。
〇〇さんの他に△△さん、◇◇さんも訪問していれば、ユニークユーザーは3人と計算されます。

つまり、ユニークユーザーが増えることは「サイトを訪れた人数が増えた」と言えます。

ユニークユーザーと間違えやすい指標

アクセス解析にはさまざまな指標があるため、ユニークユーザーと混同してしまうときも…。
アクセス解析をサイト改善に役立てるためには、指標それぞれの意味を正しく知っておいたほうが良いです。

ここからはユニークユーザーと間違えやすい指標として、「PV」「セッション」「アクティブユーザー」を紹介します。

PVとの違い

「PV(ページビュー)」とは、閲覧されたページ数を意味します。

例えば、ユーザー1人が3ページを閲覧した場合で、PVとユニークユーザーの違いをみてみましょう。

ユーザー1人が3ページを閲覧した場合
  • PV:閲覧されたページ数は3
  • ユニークユーザー:アクセスしている人は1人

ユニークユーザーは一定期間に何度訪れてもカウントされませんが、PVはページを見るたびにカウントされていきます。
PVが多くなるとその分サイトが回遊されたことを意味し、見込み顧客が増えたり、問い合わせにつながったりします。

セッションとの違い

「セッション」はユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでを指します。

例えばユーザー1人がサイトにアクセスしてページを閉じたとき、セッションは1とカウントされます。
数時間後にまた同じユーザーがアクセスしたとき、セッションは2となります。

セッションはリセットされるタイミングがあるんです。

セッションがリセットされるタイミング
  • 閲覧時間が30分以上空いた
  • 日付が変わるタイミング
  • 参照元が外部サイト

サイトを閲覧し始めてから30分放置したらどうなるか、セッションとユニークユーザーで比較してみましょう。

サイトを閲覧し始めてから30分放置した場合
  • セッション:再度カウントされ、2となる
  • ユニークユーザー:アクセスしている人は変わっていないので1(再度カウントはされない)

アクティブユーザーとの違い

「アクティブユーザー」とは、特定の期間にサイトを訪れたユーザーをカウントする指標です。
ユニークユーザーとほぼ同じですが、「集計期間を設定しているか」という点で異なります。

集計期間を設定しているかどうか
  • アクティブユーザー:例えば30日間にサイトを訪問したユーザー数
  • ユニークユーザー:期間を設定せず、サイトを訪問したユーザー数

Googleアナリティクスにおいてもアクティブユーザーとユニークユーザーの違いを明確にしていません。どちらも「サイトに訪れたユーザーの人数」と考えてOKです。

ユニークユーザー数を増やす方法

ここではユニークユーザー数を増やす3つの方法について解説していきます。

SNSで記事更新を伝える

InstagramやTwitterなどで記事を宣伝し、ユニークユーザーを獲得しましょう。
SNSは投稿しているけどブログの話はしてない…という人は、これをきっかけに新しいユニークユーザーが増えるはずです。

定期的に更新する

できれば週1回、決まった時間に新しい記事を公開するようにしましょう。

定期的な更新はGoogleからの良い評価につながり、検索で上位に表示されやすくなります。
新しいユーザーに知ってもらうチャンスが増え、ユニークユーザー数も徐々に増えていきます。

広告を活用する

広告を活用するとより多くのユーザーに見てもらえるようになり、サイトへ誘導できます。
Google広告は広告費の上限を設定でき、予算を超えることはないのでおすすめです。

お金がかかることなので「絶対にやるべき」とは言いませんが、検討してみてくださいね。

まとめ

今回はユニークユーザーについて、間違えやすい指標や増やす方法を解説しました。

まとめ
  • ユニークユーザー(UU):サイトを訪問した人数
  • PV:閲覧されたページ数
  • セッション:ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまで
  • アクティブユーザー:UUとほぼ同じ。集計期間を設定している点が違う

ユニークユーザーの理解を深めて、サイトの改善に取り組みましょう。