「きちんと推敲したのに、アップしてから誤字脱字を指摘された…」と経験はありませんか?自分が書いた文章は、読み直してもなかなかなミスに気付けないものですよね。

推敲には、文章を読み上げてくれる「Read Aloud(リード アラウド)」がおすすめです。「Read Aloud」はGoogle Chrome拡張機能で、無料&簡単に使えます。

今回は「Read Aloud」を使って文章をチェックする方法とポイントを紹介します。

リンキープス   ライター兼コンサル

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「ウェブ解析士」の資格を持っているため、執筆から検証まですばやくPDCAを回せます。

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記事で悩んでいる方はぜひご相談ください。

    「Read Aloud」のインストール方法

    まずはGoogle Chrome拡張機能「Read Aloud」をインストールしましょう。

    必要なのはGoogle Chromeブラウザだけ、お金はかかりません。

    1. プラグインページにアクセス

      Chrome ウェブストアの「Read Aloud: テキスト読み上げ音声リーダー」プラグインページにアクセスします。

      またはChrome ウェブストアで「Read Aloud」と検索してもOKです。

    2. 「Chromeに追加」をクリック

      青いボタンの「Chromeに追加」をクリックします。

    3. 「拡張機能の追加」をクリック

      確認画面が表示されるので、「拡張機能を追加」をクリックします。

      これで「Read Aloud」が使えるようになりました!

    「Read Aloud」の使い方

    「Read Aloud」を使って、文章を音声で聞いてみましょう。

    1. ドキュメントを開く

      記事を書いているデータ(書類)を開いてください。

      私はGoogleドキュメントで書いています。

    2. 読み上げたい部分を選択

      読み上げたい部分をマウスやキーボードで選択します。

    3. 拡張アイコンをクリック

      Chrome右上の「Read Aloud」アイコンをクリックします。機械音声で読み上げてくれます。

    (任意)設定

    Read Aloudの設定はデフォルトでもそのまま使えますが、設定を変えることもできます。

    私はこのように設定しています。

    Read Aloudの設定おすすめ
    • 音声:日本語
    • スピード:やや早い
    • ボリューム:やや低い

    以下の手順で変更できます。

    1. Chrome右上の拡張機能アイコンをクリック
    2. 「Read Aloud」アイコン右の︙マークをクリック
    3. オプションをクリック

    設定を変更すると自動で保存されます。

    「テスト」をクリックして好みの音声になったら、✕印をクリックして閉じてください。

    「Read Aloud」で文章をチェックするポイント

    「Read Aloud」を使って文章をチェックするポイントを3点紹介します。

    誤字脱字はないか?

    急いで書いていると、どうしても誤字脱字が発生してしまいます。しかし、誤字脱字は読者の信頼を一気に失います。

    読者が「誤字脱字の確認すらしないなんて、内容の信憑性も怪しいな…」と思ったら、すぐに離脱するでしょう。

    字を目で追っているだけでは気付かなかったミスも、機械の声で読み上げてもらうと気付けるはずです。

    それでも見逃してしまうようなら校正ツールを使うのもよいでしょう。以下の記事では、おすすめツール「Shodo(ショドー)」を紹介しているので、参考にしてみてください。

    主語と述語が離れていないか?

    主語と述語が離れていると、文章の意味が分かりにくくなります。主語は「だれが・何が」をあらわす言葉で、述語は「どのような・どうする」をあらわす言葉です。

    述語は基本的に文末に位置し、主語を詳しく説明します。主語と述語はセットで使われるのですが、離れてしまうと理解が難しくなります。

    例えば以下の文を見てみましょう。

    私は毎週火曜日19時にホームページ運営について3,000字ほど書くようにしている。

    主語は「私は」、述語は「書く」、それ以外は修飾語です。修飾語が増えれば増えるほど主語と述語は離れやすく、理解しにくい文になります。

    目で読む分には「これくらいなら大丈夫」と思うかもしれません。しかし、耳で聞くと「誰が?何をしたか?」がよく分からないのです。

    読み上げ機能で「文の意味が分からない」と思うのなら、主語と述語が離れすぎている証拠。

    「修飾語を削る」・「1文を2文に分ける」などで主語と述語の位置を近づけて、読みやすい文にしましょう。

    説得力はあるか?

    記事を読んでいる人は「行動をしたい」と思っています。

    例えば「熱海 旅行」と調べた場合、おすすめ観光スポットや旅館・行き方をチェックして、最終的に予約するでしょう。

    ですが、記事の言う通りに行動するとは限りません。「この記事ウソっぽい」「このライター、本当は詳しくないんじゃないか」と感じた途端、ページを閉じます。

    つまり説得力を持たない記事は読者を誘導できません。自分で書いた記事も、機械の声で聞けば客観的になれます。

    「いきなり結論に行った」「理由が甘い」と感じませんでしたか?もしそうなら、根拠や理由・データ(数字)・具体例を追加する必要があります。

    以下の記事では文章の型「ホールパート法」について紹介しています。論理的に説明できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

    まとめ:「Read Aloud」耳で聞いて文章をチェックしよう

    今回は「Read Aloud」を使って文章をチェックする方法とポイントを紹介しました。

    「Read Aloud」はGoogle Chrome拡張機能で、無料&簡単に読み上げをしてくれます。

    基本的な使い方は「読み上げたい部分を選択して、アイコンを押す」だけ!耳で聞いて、文章をチェックしましょう。

    もしも「何かおかしいけど、具体的にどこを改善すればいいのか分からない」と思うなら、校正・推敲の本を読むことをおすすめします。以下の記事で9冊ピックアップしているので、参考にしてみてください。