かっこ(括弧)を使う場面を決めていなかったり、違う種類のかっこを同じ意味で使ったりすると、読者は混乱してしまいます。
記事をもっと読みやすくするために、かっこの使い方のルールを確認しましょう。
「」(かぎかっこ)
「」(かぎかっこ)を使うシーンは、主に以下の3つです。
- 会話文
- 強調したい時
- 固有名詞、商標
それぞれの使い方について具体的に説明していきます。
会話文
「」のスタンダードな使い方は会話文でしょう。
会話文に「」がないと、セリフがどこからどこまでか分かりません。
「せっかくブログを始めるなら収益化したい!」と考えました。
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「」が使われていれば、理解しやすいですよね。
強調
「」は、強調したい部分を目立たせるためにも使います。
この記事では「読みやすい文章の書き方」を解説します。
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記事の装飾で、太字にしたり文字色を変えたりするのと同じような使い方ですね。
商標
商標や固有名詞に「」をつけると、読者が理解しやすくなります。
「Cocoon(コクーン)」はWordPressの無料テーマです。
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ただし、「」が多すぎると少しくどく感じてしまいます。
記事内に商標が頻出する場合は、最初に出てきた時だけ「」で囲む方法がおすすめです。
『』(二重かぎかっこ)
『』(二重かぎかっこ)は「」と似ているように思えますが、使うシーンは異なります。
- 作品名・書名
- 会話の中のセリフ
正しく使い分けるために確認しておきましょう。
作品名・書名
タイトルや作品名・書名には『』を使います。
記事を自分で書きたいなら『沈黙のWebライティング』を読んでみよう。
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会話の中のセリフ
『』は、会話の中のセリフを囲むときにも使います。
「」の中を同じかっこで囲んでしまったら、読者はかっこの閉じる部分が分からず混乱してしまいます。
「母さんが『明日は雨』って言ってたよ。」と弟が教えてくれた。
「母さんが「明日は雨」って言ってたよ。」と弟が教えてくれた。
【】(すみつきかっこ)
Webコンテンツでは強調したいときに【】(すみつきかっこ)をよく使います。
しかし、かなり主張が強くなってしまうのでタイトルのみに使うようにしましょう。
タイトルでの強調
【】をタイトルで使う時は、記事で強調したい部分やキーワードを囲みます。
【簡単】ブログの始め方を初心者向けに徹底解説!
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【】で強調された分、読者の期待感も高まっています。
見掛け倒しにならないように、囲んだワードに沿った記事を作りましょう。
()(丸かっこ)
出番が多い()(丸かっこ)ですが、半角ではなく全角を使うことをおすすめします。
半角の()を使うと文字間が狭くなり、読みにくくなってしまいます。
()を使う時は全角表記に統一しましょう。
補足説明、注釈
()で補足説明をするときは、「単語(補足説明)」のように使います。
記事を書く際は、推敲(文章を何度も練り直すこと)が大事です。
上記のように意味を補足してあげることで、単語がわからなくてもスムーズに読めるようになります。
漢字や英語の読み方
()は、英語や難しい漢字の読み方を入れる時にも使います。
- Virus(ウイルス)
- 鰆(さわら)
- LTV(顧客生涯価値)
読者があまり馴染みのない単語は、簡単に説明してあげると親切です。
引用元を記載
引用元を記載する時には(引用元:URLリンク)のように書くこともあります。
文章をそのまま使う時は、引用元を記載しないとコピーコンテンツとみなされます。
もし引用元を記載していても、読者が引用元の記載に気づかなければNGなので注意してください。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、合わせてチェックしておきましょう。
その他のかっこ
かっこには他にもさまざまな種類があります。
- [](角かっこ)
- 〈〉(山かっこ)
- 《》(二重山かっこ)
- {}(波括弧)
しかし、読者が見慣れていないかっこを使うと、理解を妨げてしまいます。
かっこが多すぎると読みづらさも増すので、一般的ではないかっこを使うのはなるべく避けましょう。
まとめ
今回は文章が読みやすくなる、かっこの使い方について解説しました。
- 「」(かぎかっこ)
- 『』(二重かぎかっこ)
- 【】(すみつきかっこ)
- ()(丸かっこ)
かっこは正しい使い方をしないと、読者に意図が伝わりにくくなります。
今までかっこの使い方をあまり意識していなかった方は、ぜひこの記事で見直してみてくださいね。