リートン「GPT-4 Turbo」は、ChatGPT Plus(有料プラン)に搭載されているGPT-4を無料で使用できるとして注目を集めています。
※サービスは現在、一部のユーザーに限定して公開されています。

そこで今回は実際に「GPT-4 Turbo」を体験した私が、その特長とChatGPT Plusとの比較点を解説します。
ChatGPT Plusの契約を検討中の方や、リートンに興味がある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

リンキープス   ライター兼コンサル

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    リートン「GPT-4 Turbo」とは?

    リートンは生成AIを活用したコンテンツ生成プラットフォームです。ChatGPTと同じく、キーワードなどを入力するとAIが文章を生成してくれます。
    ブログ記事生成も可能なので、特にライターやコンテンツクリエーターにおすすめです。

    12/7には「GPT-4 Turbo」サービスが開始され、一部のユーザーが利用できるようになりました。ここからはリートン「GPT-4 Turbo」の特徴を紹介します。

    リートン「GPT-4 Turbo」の特徴
    • 通常有料のGPT-4をタダで使える
    • 回数制限なし
    • 現在利用できるのは一部ユーザー

    通常有料のGPT-4をタダで使える

    リートンはOpenAIの技術を応用しています。「GPT-4 Turbo」サービスは、ChatGPT Plus(有料プラン)を通じて提供される最新版のGPT、つまりGPT-4を無料で提供しています。

    ChatGPT Plusを使うには月額約20ドル(約2,900円)を支払う必要がありますが、リートンを使えばそのコストが発生しません。
    「頻繁には使わないが技術を試したい」「できるだけコストを抑えたい」と考えている人には魅力的でしょう。

    回数制限なし

    一般的な生成AIツールの無料プランでは使える回数が限られています。これでは、「ここぞ」という重要な時にしか利用しにくいものです。

    しかし、リートンではそうした心配は要りません!リートン自体、利用料無料ですし、「GPT-4 Turbo」でも利用料はかかりません。しかも生成回数にも制限がありません。
    必要な時にいつでもAIの力を借りられ、クリエイティブな作業や日々の業務サポートとして気軽に活用できます。

    現在利用できるのは一部ユーザー

    2023年12月8日現在、 「GPT-4 Turbo」の先行公開申込受付は終了しています。先行公開に申込みした一部のユーザーのみがGPT-4 Turboサービスを利用できます。

    私はこのユーザーに含まれているので、いち早くレビューが書けるというわけです。やったぜ!

    リートンとChatGPT Plus(有料)の比較

    リートンとChatGPT Plus(有料プラン)はどちらも高性能のGPT-4モデルを利用しています。「じゃあ、リートンとChatGPT Plusで違いはないのか?」「お金かからないならリートンでいいじゃん」と思いますよね。

    両方使った私が思うに、リートンは初心者向け、ChatGPTはビジネスで本格的に使いたい人向けです。違いをまとめてみました。

    リートンとChatGPT Plus(有料)の違い
    • 生成される文章の品質はほぼ同じ
    • リートンチャットにはコピー機能がない
    • リートンは次の質問を提案してくれる
    • リートンツールは目的別にサッと生成可能
    • リートンは画像生成やカスタマイズができない

    ここからはリートンとChatGPT Plusの生成結果も含めて比較していきますね。

    生成される文章の品質はほぼ同じ

    リートンとChatGPT Plus、どちらも人間が書いたような自然な文体で返事をしてくれます。
    例えば「リートン「GPT-4 Turbo」とは?300文字程度で教えて」という指示(プロンプト)を与えてみました。それぞれの最初の1文はこちら。

    • リートン:リートン「GPT-4 Turbo」とは、最先端の人工知能技術を活用した言語生成モデルです。
    • ChatGPT Plus:リートン「GPT-4 Turbo」は、高度なAI技術を活用したコンテンツ生成ツールです。
    リートンの回答
    ChatGPT Plusの回答

    品質は同程度、ブログ記事に十分使えるレベルですね。スピードも同じくらい早いので、生成の品質では差がない感じです。

    回答の全文を読みたい場合はこちら↓のアコーディオンをクリックしてください。

    リートン「GPT-4 Turbo」の全回答
    ChatGPT Plusの全回答

    リートンチャットにはコピー機能がない

    AIの生成結果をコピーするケースは多いと思います。そこで重要になるのが「コピー」機能。ワンクリックでコピーできたほうが楽ですよね。

    リートンの生成方法は大きく2つに分けられます。
    話しかけるように指示する「チャット」と、キャッチコピーやブログなど目的に応じて選ぶ「ツール」です。
    ツールにはコピーボタンが表示されているのですが、残念ながらチャットではコピーボタンが見当たりません。

    つまり、テキストを選択してコピーする手間が発生します。ほんの少しの違いなのですが、常に表示されるChatGPTと比べると「残念だな」と感じました。

    リートンは次の質問を提案してくれる

    リートン「GPT-4 Turbo」を使ってみて便利だと思ったところは、次の質問を自動で提案される点です。
    例えば「リートン「GPT-4 Turbo」とは?300文字程度で教えて」と指示して、結果が生成されます。そして、すぐさま追加の質問ボタンが表示されます。

    追加の質問
    • リートン「GPT-4 Turbo」は他のAIモデルと比べてどのような特長があるのか?
    • リートン「GPT-4 Turbo」を利用するためのスキルや知識は必要ですか?
    • リートン「GPT-4 Turbo」の将来の展望について教えてください。

    気になる質問があれば、クリックするだけで深掘りできるのです!

    一方、ChatGPTはPlusであっても「聞いたことに答えるだけ」。質問は自分で考えなければいけません。面倒っちゃ面倒です。
    また、思いつかないことは聞けない(指示できない)ことになります。トピックに対してある程度知識を持ってないと欲しい情報を引き出せない、と言えるでしょう。

    リートンツールは目的別にサッと生成可能

    2024年1月15日追記

    2024年1月下旬、リートンツール機能がサービス終了。機能の見直しを行うとのこと。

    リートンのツールはいくつも種類があり、目的で選べるようになっています。

    リートン ツール例
    • キャッチコピー
    • 文章生成
    • Instagramのフィード
    • 長文生成
    • 検索広告のおすすめキーワード
    • 謝罪のメール生成
    • レポート

    何を生成してほしいかが明確なら、このツールをクリックして、必要な情報を入力するだけでOK
    例えばキャッチコピーを生成したい場合は「プロダクトの名前」と「プロダクトの特徴」を入力するだけなので、かなり楽です。

    ChatGPTに同じような結果を生成してほしい場合、指示文をイチから書かなければいけません。
    キャッチコピーを生成してほしいこと、プロダクトの名前・特徴などを伝えるのにも文章を考えなければいけません。
    指示の方向性を間違えてしまうと、まったく期待と違う回答が返ってくる時もあります。

    この点でも、リートンのほうが「生成AIに慣れていない人」向けと言えますね。

    リートンは画像生成やカスタマイズができない

    ChatGPT Plusではテキスト生成だけでなく、画像生成やカスタマイズにも対応しています。
    例えば記事の下書きを書いてもらい、ついでにアイキャッチも作ってもらう、といった記事制作一連の流れをサポートしてもらえます。

    また、「My GPTs」という機能を使えば、特定の分野・作業に特化したモデルを自分で作れます。「アップした文章を添削するチャットボット」「顧客の質問に答えるチャットボット」などカスタマイズできるんです。

    一方、リートンはテキストベースのAIであり、画像を直接生成する機能は持っていません。My GPTsのように細かいカスタマイズもできません。
    文章生成だけならリートンで十分ですが、より作業の効率化を図りたいならChatGPT Plusを選んだ方がいいでしょう。

    リートンの会員登録方法

    ChatGPT Plusと同等モデルを無料で使える、リートン「GPT-4 Turbo」サービス。
    2023年12月8日時点では先行公開申込受付は終わってしまいましたが、近いうちに利用申込を再開するかもしれません。興味がある方は会員登録しておきましょう。

    1. リートンにアクセスする

      リートンのトップページにアクセスする。右上の「ログイン」ボタンをクリックする。

    2. ログイン方法を選ぶ

      会員登録方法としてGoogleアカウントまたはLINEアカウントが選べる。希望する方をクリックする。

    3. 情報を入力、会員登録

      ログイン方法によって必要な情報が異なる。

      Googleアカウントでログインする場合は「ニックネーム」「職業」を入力。「会員登録する」をクリックすると登録完了。

      LINEアカウントでログインする場合はLINEアカウントに使っている「メールアドレス」「パスワード」を入力する。「ログイン」をクリックすると登録完了。

    リートン「GPT-4 Turbo」よくある質問

    Q
    リートン「GPT-4 Turbo」とはどのようなツールですか?
    A

    リートン「GPT-4 Turbo」は通常有料のChatGPT「GPT-4」モデルを使用して、文章の生成を行います。主な使い道はブログ記事・キャッチコピー・ビジネスメールです。

    Q
    リートン「GPT-4 Turbo」は誰でも使えますか?
    A

    リートン自体はどなたでも利用できますが、「GPT-4 Turbo」は限られたユーザーにのみ先行公開されています。※2023年12月8日現在 今後、利用申込が再開する可能性が高いので、会員登録(無料)しておくことをおすすめします。

    Q
    リートン「GPT-4 Turbo」の利用料はいくらですか?
    A

    リートンの利用にお金はかかりません。「GPT-4 Turbo」サービスも無料です。生成回数にも制限がなく、使いたいときに使えます。

    Q
    リートン「GPT-4 Turbo」で生成されるコンテンツの品質はどの程度ですか?
    A

    最新のGPT-4モデルをベースにしているため、高い品質の文章生成が期待できます。しかし、コンテンツの品質はユーザーの指示や入力キーワードにも大きく左右されます。生成結果をそのまま使うのではなく、必ず人間の目でチェックしましょう。

    Q
    リートン「GPT-4 Turbo」とChatGPT Plus、結局どちらを使えばいいですか?
    A

    リートン「GPT-4 Turbo」とChatGPT Plusどちらを使えばよいかは状況によります。ざっくり言うなら、「プライベートで使う」「テキスト生成だけでいい」ならリートンでも十分満足できるでしょう。ビジネスでの作業効率を求めるならChatGPT Plusをおすすめします。

    まとめ

    リートン「GPT-4 Turbo」を実際に使ってみて、特徴やChatGPT Plusとの違いをまとめました。
    「GPT-4 Turbo」サービスは通常有料の最先端AIモデルGPT-4を無料で提供し、ユーザーフレンドリーなインターフェースを備えています。
    AIに精通していない方でも簡単に高品質なコンテンツを生成できるのが特徴です。

    ChatGPTを使いこなせない方、ChatGPT Plusの月額契約を検討している方は、まずリートンを使ってみるといいでしょう。