「あまり考えずに記事URL(パーマリンク)を決めている」「日本語でタイトルを入力して、そのままURLにしている」という方へ。
URLを適切に設定していないと、検索エンジンとユーザー両方からの評価が下がってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、効果的なURLの決め方や注意点について、わかりやすく解説していきます。
記事URLはSEO対策に関係ある?
結論を言えば、URLは検索結果に影響すると言われています。実際、GoogleはシンプルでわかりやすいURLを推奨してます。
では、具体的に見ていきましょう。
Google公式の見解
Googleは、URLがシンプルかどうかをチェックしていると考えてよいでしょう。実際に、Google検索セントラルでは以下のように記載されています。
推奨: シンプルでわかりやすい語句を URL に使用する。
つまり、複雑なURLや意味不明な文字列が含まれている場合、SEO的に不利になる可能性も考えられるのです。
ユーザーが内容を予想しやすい
長すぎるURLは意味が伝わりにくい上に、怪しいサイトだと誤解されるリスクがあります。
一方、わかりやすいURLは、ユーザーがそのページの内容を予想しやすくなります。クリックのハードルが下がり、結果としてページビューが増加するでしょう。
クローラーが構造を理解しやすい
検索エンジンのクロールボット(クローラー)はURLを読み取り、ページの内容を理解します。URLがシンプルだと、ページの構造をすばやく把握し、関連するキーワードを正確に認識できます。
特に、サブディレクトリを使ってカテゴリやテーマごとにURLを整理すると、検索エンジンはサイト全体を効率的にクロールできるようになります。
結果的に検索エンジンからの評価が向上し、SEO効果が期待できます。
SEO対策に効果的!記事URLの決め方
SEO対策に効果的なURLを作るために、以下のポイントを押さえましょう。
- WordPressの設定を変える
- シンプルでわかりやすい
- 英語(アルファベット)表記にする
- キーワードを含める
- ハイフンで区切る
ひとつひとつ理解して、URL最適化を目指しましょう。
WordPressの設定を変える
WordPressの初期設定では、振り分けられた数字がURLになってしまいます。でも、これだとユーザーもクローラーも管理者も内容が予想できないため、あまりおすすめできません。
パーマリンク設定から「投稿名」を選択すると、記事編集画面で個別に「スラッグ」を書き換えられるようになりますよ。
シンプルでわかりやすい
長すぎるURLは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても理解しにくくなります。明確なルールはありませんが、20文字程度を目安にするとよいでしょう。
他にも「〜する方法」を「how-to」にするなど、簡潔な表現を心掛けましょう。
英語(アルファベット)表記にする
URLには英語と半角数字を使うようにしましょう。記事内の重要な語句をグーグル翻訳などで翻訳すると、検索エンジンとユーザーの両方にとって理解しやすいURLが完成します。
例えば「SEOの重要性について」というタイトルの記事なら、「importance-of-seo」といったURLにします。
キーワードを含める
URLには、記事の内容に関連するキーワードを含めましょう。
例えば、料理のレシピを紹介する場合、「recipe」や「cooking」などのキーワードを使うことで、検索エンジンがページを適切に評価し、検索結果に表示しやすくなります。
ハイフンで区切る
URL内の単語はつなげずに、ハイフン(-)で区切るようにします。ハイフン(-)が使われていることで、検索エンジンが各単語を独立したキーワードとして認識しやすくなります。
非推奨: アンダースコア(
_
)を使用する。
記事URL作成時の注意点
URLを決める際、注意しておきたいポイントをまとめました。
- 日本語そのままだと文字化けする
- 重複すると自動で書き換わる
- 設定後はできるだけ変更しない
日本語そのままだと文字化けする
日本語をURLに使用すると、ブラウザや検索エンジンが日本語を適切に表示できないため文字化けしてしまいます。
英語や数字を使って、文字化けを回避してください。例えば「記事の書き方」というタイトルなら、「how-to-write-articles」といったURLに変更しましょう。
重複すると自動で書き換わる
WordPressでは、同じスラッグが設定された場合、自動的に「-1」などの文字が追加されます。この仕組みによって、URLが完全に重複することを回避しているのです。
連続した読み物でない場合は、手動で書き換えたほうがよいです。
例えば、「how-to-write-articles-1(記事の書き方)」のままではなく「how-to-write-articles-beginners(初心者向けの記事の書き方)」といった単語を追加するのがおすすめです。
設定後はできるだけ変更しない
一度設定したURLは、後から変更しないようにしましょう。既存記事のURLを変更するとリンク切れが発生しますし、被リンクもカウントされなくなるため、SEO効果が減少する恐れがあります。
どうしても変更したい場合はリダイレクト設定を行い、リンク切れを防ぐようにしましょう。
まとめ
今回は、SEOに効果的なURLの作成方法や注意点について解説しました。
シンプルでわかりやすいURLを作成し、重要なキーワードを含めることで、検索エンジンとユーザーの両方に対して高評価を得ることができます。
これまであまり考えずに決めていたという方も、この記事を参考に工夫してみてください。