「読みにくいと言われたが、どこを直せばいいんだろう…」と悩んでいませんか?

文章で困っているのはあなただけではありません。
私はこれまで添削・リライトをしてきて、違うお客さんに同じアドバイスを送っていることに気付きました。

つまずくポイントがほぼ同じなんです!
そこで今回はわかりやすい文章を書くためのチェックリストを紹介します。

1文40文字以下ですか?

1文が長いと理解が難しく、離脱の原因になります。
「読むのめんどくさい」「で、何が言いたいの?」と思われないために短くしましょう。

1文の長さは40文字が目安です。

「1文を短くしよう」という話はよく聞くが、具体的に「何文字まで」「どこで区切る」などを言及していないので結局どうやって短くすればよいのか分からない。(74文字)

「1文を短くしよう」という話はよく聞く。しかし具体的に「何文字まで」「どこで区切る」などは言及していない。結局どうやって短くすればよいのか分からない。(20文字+33文字+22文字)

基本的には文をつなぐ「接続助詞」の部分で分割しましょう。
例文では「よく聞くが」の「が」、「言及していないので」の「ので」が接続助詞です。

1文1メッセージを守っていますか?

1文の中に情報を詰め込みすぎると意味が分からなくなります。
1文はひとつのメッセージに絞り、句点(。)を入れて文を切りましょう。

文章力を鍛えられるという人気ランキング1位の本を買ったので、これから記事作成に活かしたい。

文章力を鍛えられるという人気ランキング1位の本を買った。これから記事作成に活かしたい。

例文の前半部分と後半部分でメッセージが違います。
「1位の本を買った」と「本を活用したい」の2つのメッセージが書かれているのです。

1文1メッセージに慣れるまでは、「1文40文字ルール」と組み合わせるとよいでしょう。

句点で改行していますか?

句点(。)や「!」「?」の位置で改行しましょう。
改行には明確なルールはないものの、文の区切りで改行するのが今の主流です。

Web記事はスマホで読まれる割合が高く、改行がないと文字ギッシリに見えてしまいます…。
せっかくアクセスしてくれた人も「読みづらい!」と思って、ページを閉じてしまうかもしれません。

PCで記事を書くので見逃しがちだが、スマホやタブレットでは改行がないと読みにくい。WordPressでは投稿画面の「プレビュー」からスマホ表示を確認できる!ただ、プレビュー通りに表示されるとは限らない。公開後に自分のスマホでチェックするのがベター。

PCで記事を書くので見逃しがちだが、スマホやタブレットでは改行がないと読みにくい。
WordPressでは投稿画面の「プレビュー」からスマホ表示を確認できる!
ただ、プレビュー通りに表示されるとは限らない。
公開後に自分のスマホでチェックするのがベター。

箇条書きを使っていますか?

手順を説明したいときやポイントをまとめたいときは箇条書きを使いましょう。
文章で説明するよりも見やすくなるので、伝わりやすいです。

私の記事執筆の手順は、まずはGoogleドキュメントに仮タイトル・仮見出しを書きます。次に本文を仕上げてタイトル・見出しを整えます。WordPressにコピペ・装飾が終わったら、予約投稿しています。

私の記事執筆の手順はこちら。

  1. Googleドキュメントに仮タイトル・仮見出しを書く
  2. 本文を仕上げてタイトル・見出しを整える
  3. WordPressに下書きをペースト・装飾を行う
  4. 予約投稿する

3つ以上のことを並べるときは箇条書きを使いましょう。

主語と述語は対応していますか?

主語と述語が対応していないと変な文章になります。

主語とは「誰が」「何が」に当たる部分で、述語は「どうした」に当たる部分です。
分かりにくい文章は主語と述語が噛み合っていない状態、いわゆる”ねじれ”になっているケースが多いです。

主語と述語だけで意味が通じるか確認して、ねじれを防ぎましょう。

私は彼女と出かける予定だったが、体調が悪くなったので来月に延期した。(体調が悪くなったのは私?彼女?)

私は彼女と出かける予定だった。しかし彼女の体調が悪くなったので来月に延期した。

特に登場人物が複数いると主語がわかりにくく、誤解を招きやすいので要注意。

指示語を言い換えていますか?

指示語とは「これ」「それ」「あれ」「どれ」などの言葉です。

同じ言葉を繰り返すとくどい印象になるので、使いたくなりますよね。
しかし指示語が多いと何を指しているのか分かりにくく、伝わらなくなってしまいます。

どうしても必要な場合以外は指示語を削るか、言い換えましょう。

文章力を鍛えるには「読書が一番だ」とあの人が言っていたし、それは正論だが、それが出来ていれば困っていない。

文章力を鍛えるには「読書が一番だ」と◯◯さんが言っていたし、正論だと思う。だが本を読む習慣がないから困っている。

まとめ

今回はわかりやすい文章を書くためのチェックリストを紹介しました。

添削チェックリスト
  • 1文40文字以下ですか?
  • 1文1メッセージを守っていますか?
  • 句点で改行していますか?
  • 箇条書きを使っていますか?
  • 主語と述語は対応していますか?
  • 指示語を言い換えてますか?

文章はほんの少し修正するだけでグッと良くなります。
「今よりもっとわかりやすく、伝わる文章にならないか?」と確認してみてください。