2023年11月16日「Microsoft Copilot」が発表され、多くの関心を集めています。
「何ができるの?」「ChatGPTとどう違うの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
そこで今回は「Microsoft Copilot」の特徴やChatGPTとの違い、使い方まで解説します。
新しいAI技術の進化を理解し、ビジネスにどのように役立てるかについて、一緒に見ていきましょう。
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「Microsoft Copilot」とは?4つの特徴
「Copilot」はMicrosoftが発表したAIアシスタント機能です。
※2023年2月に「Bing Chat」として提供されたサービスがリブランディグされた形です。
まずはCopilotの主な特徴を確認しましょう。
- 検索エンジンBingを利用
- 回答時に参考サイトも提示
- 会話スタイルを3種類から選べる
- WordでもPDFでもエクスポート可能
検索エンジンBingを利用
Copilotは、Microsoftの検索エンジンBingを利用したAI(人工知能)アシスタントです。
Bingの豊富なデータベースと高度な検索アルゴリズムを活用して、正確で関連性の高い回答を生成します。
ビジネスから日常生活に至るまで、さまざまな疑問・質問に素早く答えてくれますよ。
回答時に参考サイトも提示
Copilotはユーザーが入力した文章を理解し、回答(文章)を生成します。
インターネット上で公開されている数百万の文章から学習しているため、幅広いトピックに対応可能。
コラム記事やブログ記事などのベースにできるので、大幅な時間削減につながります。
また、参照元サイト(出典)も提示するため情報の信頼性と透明性が高い点も特徴です。Copilotを活用すれば効率的に文章を仕上げられるでしょう。
会話スタイルを3種類から選べる
Copilotでは会話のスタイルを事前に指定できます。
- より創造的に
- よりバランスよく
- より厳密に
例えば、ビジネスで利用したい場合は「より厳密に」を選択することで、事実に基づき、論理的で端的な情報を提供するスタイルでの対話が可能になります。
創作活動やアイデアの発想が必要な場面では「より創造的に」を選ぶと、柔軟で新しい視点を提供してくれます。
会話スタイルごとに「Copilotとは何か」と聞いてみました。
最初の1文だけでも、会話スタイルによって言葉遣い(表現)が微妙に異なることがわかります。
- より創造的に:Copilotとは、Microsoftが開発した自然言語による操作ができるAIのことです。
- よりバランスよく:Copilotは、Microsoftが開発したAIを活用したコーディングアシスタントです。
- より厳密に:Microsoft 365 Copilotは、大規模言語モデル (LLM) の力と組織のデータをすべて作業の流れの中で組み合わせて、あなたの言葉を地球上で最も強力な生産性ツールの 一つに変えます。
回答を全文読みたい方は下のアコーディオンボックスをクリックしてください。
- 「Copilotとは何か」に対して「より創造的に」回答全文を見る
- 「Copilotとは何か」に対して「よりバランスよく」回答全文を見る
- 「Copilotとは何か」に対して「より厳密に」回答全文を見る
WordでもPDFでもエクスポート可能
Copilotには便利なエクスポート機能が備わっています。
生成された文章をそのままコピーできるのはもちろん、Word・PDF・テキストファイルとして保存可能です。
ビジネス文書をWord形式で保存したい場合や、配布資料としてPDFを作成したい場合にもスムーズで、作業効率が上がるでしょう。
CopilotとChatGPTの大きな違い
CopilotとChatGPTはどちらも対話型のAIチャットツールです。
人間が質問すると、さまざまな情報を収集して、AIが適切な答えを返します。
どちらも基本機能は無料で使えるのですが、「どっちを選べばいいの?」「どう違うのか?」と気になりますよね。
CopilotとChatGPTの主な違いをまとめてみました。
- 情報ソースを提示するかどうか
- 最新情報が含まれるかどうか
- 文字数や回答数に制限があるか
自分にはどちらが合っているか考えてみてください。
情報ソースを提示するかどうか
ChatGPTはアルゴリズム上、回答に対する具体的な情報源や根拠を直接提示できません。
そのため、ユーザーは回答が正しいかどうかひとつひとつ確認する必要があり、面倒に感じる人も多いでしょう。
一方で、CopilotはWeb検索(Bing)に基づいた情報を利用し、参考としたサイトをリンク付きで示してくれます。
出典をクリックするだけで、すぐに自らの目でチェックできるのです。
ファクトチェックの手間を考えると、Copilotの方が使いやすいと言えるでしょう。
最新情報が含まれるかどうか
CopilotはBing検索技術を使用しているため、最新情報を取り入れた回答が可能です。
時事ニュースや最新のトレンドに関する質問に対しても、現在進行形での情報を得られます。
一方、ChatGPTの無料版は2021年までのデータに基づいて学習しており、最新情報を提供できません。
有料版ChatGPTでも、半年前までの情報しか収集できないと言われています。
速報性や最新性を重視しているユーザーにとって、この差は大きいでしょう。
文字数や回答数に制限があるか
Copilotでは文字数・回答数に制限があります。
一回のチャットにおける文字数は2,000文字まで、回答数はチャットスレッドひとつにつき30回まで。
ChatGPTでは文字数や回答数に関する明確な制約が設けられていません。
長文を生成したい時や深く掘り下げたい時には、ChatGPTが適していると言えるでしょう。
Copilotの使い方(画像付き)
CopilotはMicrosoft アカウントを持っていればすぐに利用開始できます(基本無料)。
ここからはCopilotを使う手順を画像付きで紹介します。
- Copilot公式Webサイトへアクセス
- Microsoft アカウントでログイン
「サインイン」をクリックして、Microsoftアカウントのメールアドレスやパスワードを入力する。
※アカウントを持っていない場合は、「作成」から新規作成も可能(無料)。
- 枠に質問を入力
Copilotページに自動的に飛ぶ(偏移)。
画面下の入力枠に質問や要望など指示(プロンプト)を入力する。
選んだ会話スタイル(デフォルトは「よりバランスよく」)に基づいて、関連する情報の提供・文章の生成が始まる。
Copilotよくある質問
- QCopilotの利用に費用はかかりますか?
- A
Copilotの基本的な使用は無料です。業務に特化した機能を求めている場合は有料プラン(Copilot for Microsoft 365など)を検討してください。
- QどのデバイスでCopilotを利用できますか?
- A
インターネットに接続されたデバイス(PC・スマホ・タブレット)から利用可能です。
- QCopilotはどのような情報源を利用していますか?
- A
インターネットに公開されている情報を利用しています(検索エンジンはBing)。
- QCopilotの回答は正しいですか?
- A
あくまでもAIのため、正確ではない情報を答える時もありますし、常に最新の情報が含まれるとは限りません。そのまま信じるのはリスクが高いので、参照元サイトでのファクトチェックをおすすめします。
- QCopilotとChatGPT、どちらを使ったほうがいいですか?
- A
CopilotとChatGPTは両方とも高品質な文章を生成できますが、機能には少し違いがあります。「ソース(情報源)を確認したい」「最新情報を踏まえて答えてほしい」ならCopilotが向いています。ただ、回数制限があるのでビジネスで本格的に活用したい場合はChatGPTをおすすめします。
まとめ
今回は「Microsoft Copilot」の便利な特徴や使い方について紹介しました。
上手く使えば、仕事の効率を上げたり、時間を節約したりできます。
日々の業務やクリエイティブな作業に、ぜひ活用してみてください。
Copilotに記事を書かせたい時はメリット・デメリットを確認した上で判断しましょう。