「魅力的なタイトルを生み出すにはどうしたらいいのか?」これは記事を書く人が直面する課題ですね。約30文字という制限の中で、コンテンツの内容を伝えつつ、検索結果一覧の中で目立たなければいけません。うーん、難しい!

ライターの私は毎日タイトルを考えますが、いつも「コピーライティング本」を参考にしています。そこで今回は、勉強になったおすすめの本7冊を紹介します。

上から読みやすい順で並んでいます。迷ったら『キャッチコピーの教科書』を選ぶといいですよ。

リンキープス   ライター兼コンサル

これまで書いた記事は2,500以上、上位10位以内 獲得多数。
「ウェブ解析士」の資格を持っているため、執筆から検証まですばやくPDCAを回せます。

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記事で悩んでいる方はぜひご相談ください。

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    初めてコピーライティングを学ぶなら『キャッチコピーの教科書』

    さわらぎ寛子さんによるこの本は、170ページという手頃な分量が魅力。普段あまり本を読まない人もスラスラと読めるはず。

    もちろん中身は薄っぺらいわけではなく、ギュッと濃縮されている感じです。「どうすれば注意を引けるのか?」「記事の魅力を端的に伝えるには?」といった疑問に対して、答えを見つけられるでしょう。

    特にタイトル作成に使えそうだなと思ったのが「ハードルを下げる」という項目。

    ダイエットにしろビジネスにしろ勉強にしろ、成功するには継続が大切です。それはわかっているけれど、努力を続けるのは大変なこと。  そこで、まずは、すぐにできる「小さな一歩」を提案してみましょう。

    さわらぎ 寛子. キャッチコピーの教科書 . すばる舎. Kindle 版.

    例えば以下のような表現を使うと、心理的ハードルが下がりますよね。

    ハードルを下げる表現
    • 今日からできる
    • PC苦手な私にもできた!
    • 1分だけやってみて!
    • だまされたと思って買ってみて!
    • 一緒にやろう!
    • 初心者向け

    読者に「この記事なら分かりやすく説明してくれそうだな」と期待させる表現を考えてみましょう。

    刺激的な単語、見っけ!『バカ売れキーワード1000』

    『バカ売れキーワード1000』は、心理学的な背景よりも、実際にタイトル作成に役立つキーワードを求める人にぴったりな一冊です。自身の経験から選び出した「売れる」と感じたキーワードを1,000以上紹介しており、類義語を含めると4,000語以上が掲載されています。

    280 ○○したい 【効果的な使い方】「ストレートに願望や希望することを伝える」ことで注意を引き付け、その詳しい内容へと導く。

    【例】 ●オシャレに生活したい! 普段くつろぐ場所だから○○ ●それでも夏旅行したい! 太陽の下でストレス発散! ●リフォームしたい! 今の生活スタイルに合った○○

    堀田博和. [カラー改訂版]バカ売れキーワード1000 (中経出版) . KADOKAWA / 中経出版. Kindle 版.

    パラパラとめくるだけで、自分のコンテンツに使えそうなキーワードを見つけられるでしょう。読者の好奇心や欲求を刺激し、クリックや購買行動につなげてください。

    前提から考えるから身につく『セールスコピー大全』

    そもそもタイトルを作るのに時間がかかるのは、「誰に何を伝えたいのか」がハッキリしていないからだと思うんです。

    『セールスコピー大全』では、まず訴求したいターゲットとメッセージを明確にすることの重要性から始まり、具体的なコピーライティングの技術へと進んでいきます。

    「キャッチコピー4ステップ法」は、タイトル作成に苦手意識がある人でも簡単にマネできる方法です。シンプルで使い勝手が良いので、ぜひ知って欲しいテクニックです!

    短く、もっと短く『秒で伝わる文章術』

    コピーライター 宮崎直人さんは、伝えたい内容をいかにして短く、かつ効果的に表現するかを重視しています。第2章「短いは正義」の一部を引用しますね。

    たとえば、「マスクを着用すること」は、「マスクの着用」と言い換えるだけで、4文字も短縮できます。「〇〇すること」という表現は、言い換えによって文字数を削減できる可能性が高い言葉の1つです。この表現を見かけたら、短くできないか考えてみてください。

    宮崎直人. 秒で伝わる文章術 (p.52). フォレスト出版株式会社. Kindle 版.

    練習問題も用意されているので、自分の頭で考えてみましょう。

    余分な言葉を削ぎ落とし、本質的なメッセージだけを残す。この練習を繰り返していくうちに、要点を的確に捉える能力を養えるでしょう。

    事例たっぷり『そのまま使える「爆売れ」コピーの全技術』

    『そのまま使える「爆売れ」コピーの全技術』は、広告や店頭POP制作の第一線で活躍してきた中山マコトさんが書いた本です。なんと、コピー例が300以上も紹介!コピー作成の秘訣が惜しみなく公開されていますよ。

    例えば、聞くチカラの法則2として「?をつけてみる」を紹介しますね。

    人は、この「?」マークを目にすると、思わず「えっ? 何だろう?」と反応してしまうものです。それは、疑問を感じたことに関して、解決してしまわないと気持ちがワルイ……と感じるから。

    中山マコト. そのまま使える「爆売れ」コピーの全技術 (p.65). 株式会社かんき出版. Kindle 版.

    「言われてみれば、確かにそうだなぁ!」という感じですよね。この本を読めば、読者の心理を踏まえたタイトルを思いつけるでしょう。

    説得力UP!『キャッチコピーの極意』

    『キャッチコピーの極意』は、コピーライター兼マーケティングコンサルタントである弓削徹さんが執筆。

    この本では、表面的なテクニックを超え、「何を言うべきか」という本質に焦点を当てています。第2章の「買う理由=ウリを見つける方法」では、商品やサービスのどの部分を伝えるかについて、具体的なアドバイスが提供されています。

    (3)理想的、切実なお客様とはどんなお客様か?  「ウチの商品は、本来こういうお客様が使ってくれるといちばんお役に立てるんだけど」。そうした理想的な取引があるとすれば、そのお客様の使い方は最も価値を高く認めてくれるものであり、最も強いウリなのではないでしょうか。

    弓削 徹. 届く!刺さる!!売れる!!! キャッチコピーの極意 (pp.48-49). 明日香出版社. Kindle 版.

    記事タイトルに応用すると、「一番役に立てるのは、どんな読者?」になるでしょうか。例えば「○○な人がこの記事を読むべき理由」を考えると、説得力の増したタイトルを付けられるはずです。

    さぁ、上級者へ『コピーライティング技術大全』

    『コピーライティング技術大全』はLPやセールスレター向けですが、タイトル決めにも応用可能。特に「BTRNUTSS(バターナッツ)」を知っていると、グッと短い時間でタイトルを作成できるようになります。

    詳しくは本書を読んでほしいのですが、「BTRNUTSS」の「B」は「Benefit(有益性)」です。

    Benefit(有益性) 読み手にとって得になる情報、役立つ情報が入っていることが感じられるか。

    神田 昌典; 衣田 順一. コピーライティング技術大全――百年売れ続ける言葉の原則 (p.132). ダイヤモンド社. Kindle 版.

    468ページと分厚く、表現を磨くテクニックや原理が細かく丁寧に解説されています。「初心者向けの本はもう読んだ。もっと本格的に学べるのがいい!」という方におすすめです。

    まとめ

    タイトルは記事の顔とも言える部分。クリックされるかどうかに影響する要素です。だからこそ、悩んでしまうんですよね。

    今回紹介した本はタイトル決めに役立つテクニックやアイデアが満載!気になったものがあれば、ぜひポチってみてください。悩む時間を短縮できるだけでなく、クリック率が大幅に向上するかもしれませんよ。

    「本は欲しいけど、読む時間ないかも…」と悩んでいる方は、こちらの記事をチェック!タイトルの付け方を7つのポイントで紹介しています。